ゴミ屋敷になる原因は精神疾患やストレス!?ゴミ屋敷になる人の特徴を紹介
ゴミ屋敷になる原因は様々で、自分ひとりだけでは解決できない事も多いため人の手を借りて脱出しましょう。今回はゴミ屋敷になる原因の中から捨てられない理由、片付けられない理由、原因がストレスの場合、精神疾患の場合についてまとめて紹介します。
捨てられないのが原因でゴミ屋敷になる
ゴミ屋敷とは大量のゴミが家の中や、外にあふれている家のことです。ゴミ屋敷になる原因は「心理的原因」「身体的原因」「医学的原因」などいろいろな原因が考えられます。
特に多いのが「捨てられない…」という心理的原因です。
- 「後で何かに使える」というもったいない精神で捨てられない(物が無い時代を過ごした高齢者に多い)
- 「捨てたらかわいそう」と捨てることに罪悪感を感じてしまい捨てられない
- 一人で住んでいるため物で孤独を紛らわせようとする(物=同居人替わりになっている)
- ゴミの分別の仕方が分からないので捨てられない
他には経済的困難のため捨てられないという場合もあります。「捨てるともう手に入らない…」と考えてしまい捨てられなかったり、不用品を処分する費用が払えないため捨てられないという場合です。
看護師など夜勤がある職業の場合はゴミ収集日にゴミが出せず、捨てられないという場合があります。ゴミを捨てられずにいるうちにゴミがたまり、気がついたらゴミ屋敷状態になっていたということがあります。
ゴミ屋敷清掃業者への依頼が最も多い職業が看護師、次いで医師、教師の順なのだそうです。
片付けられないのが原因でゴミ屋敷になる
ゴミ屋敷になる原因には時間的要因もあります。勤務時間が特殊な職業であったり、通勤や通学で朝早く家を出発して夜遅く帰宅するため片付ける時間がないという場合です。
また、身体的要因でゴミ屋敷になってしまうこともあります。高齢や身体障がい者で体力がなかったり、体が不自由で片付けられない場合です。一時的に病気やけがをして片付けられなかった時期があり、そのあと片付けることが面倒になり、いつの間にかゴミ屋敷になってしまったということもあります。
そもそも家の中が散らかっていても気にならないという人もいます。片付ける必要性を感じていないため、わざわざ手間をかけて部屋を掃除するのは意味がないことだと考えています。片付けなければ当然ゴミがたまり、次第にゴミ屋敷になっていきます。
ストレスが原因でゴミ屋敷になる
ストレスが原因で家がゴミ屋敷になってしまう場合もあります。
- ブラック企業で長時間労働している
- 休みがとれない勤務環境のため、休日に片付ける気力がわかない
- 仕事で責任あるポストにいるため、自分の家の管理までできない
ゴミ屋敷化してしまう人の中には、社会的地位の高い人が多いと言われています。
歴史上最初にゴミ屋敷が社会問題となった事例であるアメリカのコリヤー兄弟の場合は、兄が法律家、弟が技師兼ピアニストという社会的地位の高い職業の人達でした。1909年頃から引きこもるようになったコリヤー兄弟の家を、1947年に警察が強制捜査したところ、約120トンもの量にのぼるゴミが出てきたそうです。
ストレスを買物で発散する買物依存症のために物がたまってしまい、ゴミ屋敷になってしまったというケースもあります。
今は100円ショップなどで安価にさまざまな物が買える時代です。インターネットで家にいながらショッピングもできます。こうした環境は便利で暮らしやすい反面、必要以上に物を買ってしまい、家のなかが物であふれてしまう原因にもなっています。
精神疾患が原因でゴミ屋敷になる
ゴミ屋敷になってしまう原因は病気によることもあります。
強迫性ホーディング
強迫性障害の一つである強迫性ホーディングは、異常行動の一つとして収集癖があり、物をため込んでしまいます。
ADHD(注意欠陥多動性障害)
ADHD(注意欠陥多動性障害)という発達障害は注意力が欠けていたり、一つのことに集中できない障害です。そのため手順よく片付けられません。その結果的、家の中が散らかったまま片付きません。
総合失調症
総合失調症は、昔は精神分裂症と言われていました。あちこちに気が向いてしまい、一つのことを続けられないという疾患です。片付けをしていてもすぐに他のことに気が向いてしまい、最後まで掃除や片付けをやり遂げられません。
うつ病
うつ病はストレスなどにより無気力状態になる精神疾患です。総合失調症とうつ病の違いは総合失調症が思考の病気、うつ病が気分の病気だと言われています。うつ病になると家の片付けをする気力がわかずゴミ屋敷化してしまいます。
認知症
認知症は記憶力が低下する病気です。どこに何をしまえばいいのか分からなくなったり、掃除や片付ける手順そのものを忘れてしまいます。
セルフネグレクト
医学的には精神疾患ではありませんが、セルフネグレクトもゴミ屋敷の原因となる症状です。セルフネグレクトとは直訳すると「自分を拒否する」「自分を放棄する」という意味です。
大切な人が亡くなったことなどがきっかけで生きていく気力をなくしてしまい、食事や入浴など、生活する最低限のことをする気力がなくなってしまいます。
ゴミ屋敷と病気の関係性については下記の記事で詳しく紹介しています。
ゴミ屋敷かどうか確認してみよう
ゴミ屋敷になると悪臭や不衛生による感染症、害虫による被害、放火の危険など様々な問題を引き起こします。ゴミ屋敷になってしまったら、近所や管理会社からクレームが来る前に解決しなければなりません。
自分の家がゴミ屋敷かどうかの簡単なチェック方法があります。「どこに何があるのか?いくつあるのか?」が分かっているかどうかです。物がいっぱいある家でも「○○のCDはこの棚の2番目にある」と、きちんと物がどこにあるか把握できていればゴミ屋敷ではありません。
ゴミ屋敷しないためには「自分は掃除や片付けができない」ということを自覚することから始めましょう。一人で掃除するのが大変な場合は、家族や知人の力を借りましょう。ゴミ屋敷を清掃業者を探して依頼するのも一つの手です。
ゴミ屋敷がキレイになったあとも、家事代行サービス業者と契約して定期的に掃除にきてもらうなどして、再びゴミ屋敷にならないよう対策を練りましょう。一人で悩みすぎず、誰かの手を借りましょう。
汚部屋になる原因や片付け方法については下記の記事で詳しく紹介しています。
まとめ
今回はゴミ屋敷になる原因について紹介しました。ゴミ屋敷になると様々な問題を引き起こすため、早めに解決しましょう。
自分で解決するのが難しい場合は、他人の手を借りましょう。業者に依頼すればゴミの仕分け、ゴミの処分や簡易清掃までしてもらえます。ゴミ屋敷の清掃は素人には非常に大きな負担がかかるため、多少の金額負担はかかりますが業者に依頼するのがオススメです。
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