蚊柱(かばしら)の正体はユスリカ!大量発生したユスリカの駆除や対策方法を紹介
夏に発生する蚊柱はユスリカの可能性があります。放っておいてもすぐに力尽きる虫ですが、大量に発生すると厄介なため早めに対処しましょう。今回はユスリカの生態や、人気の駆除用品を紹介します。
蚊柱の正体は「ユスリカ」です
蚊柱とは?
ユスリカとは国内にいる虫の一種で、ユスリカは約2,000種類でハエ目・糸角亜目・ユスリカ科に分類されており体長10mm前後の大きさです。雄と雌で大きさや形状が異なり、その大部分が雄です。
成虫になったユスリカは蚊柱を作ります。夏に小さな虫が集まっている場所があったら、だいたいこの虫の仕業です。蚊柱は雄のユスリカが大部分で、少数の雌を呼び寄せるためのものです。
>>【参考】ユスリカ標本DNAデータベースの公開について - 国立環境研究所
ユスリカは自然が少ない場所でも発生する
ユスリカは水場があれば繁殖するため、幼虫はコンクリートで舗装されている市街地の水たまりでも発生します。泥水や、どぶ川と呼ばれる場所でも大量発生するほどの生命力を持っています。土壌の中など特殊な生息域にいるユスリカもいるため、駆除するためには専用薬剤が必要です。
成虫になったユスリカは、基本的に羽化した場所で蚊柱として集まります。生活に密着した小さな川、排水溝などでユスリカが群生していると非常に厄介です。梅雨のように連続して雨が降る時期であれば、河川でなくても発生する可能性があります。
ユスリカとはどんな虫?
ユスリカを駆除するためには、まずは生態について知りましょう。
長くて数日で生涯を終える
ユスリカは成虫になった後、長くて数日で死んでしまいます。なぜなら口にあたる部分や消化器官がなく、外部から栄養を摂取できないからです。
基本的に成虫になった直後にすぐ交尾、産卵しています。卵は塊になっており、その形状は細長い球と様々です。数は2,000個程度で、その一部だけが成虫になると仮定しても厄介になります。卵からは2日程度で幼虫、サナギに数日という早いサイクルです。
灯りによく集まる
夏の夜には虫が灯りに群がります。ユスリカも例外ではなく、照明から発せられる紫外線に寄ってきます。100匹単位で活動しているユスリカは、駆除しなければいけないほどの存在感を放っています。
ユスリカの被害は?
血を吸わないユスリカですが、駆除しないと様々な被害をもたらします。水場で思わず立ち止まってしまうほどの視界不良はその一例に過ぎません。
洗濯物や料理に混入する
洗濯物や料理に混入するのが、ユスリカによる被害の代表例です。ユスリカを知らずに潰してしまい、黄色の液体が衣類に付くとシミができます。シミが付くとなかなか落ちないので、お気に入りの服が台なしになります。
ドアを開けた時や網戸の隙間から入ってきたユスリカが、料理に飛び込むなどの被害もあります。用意した料理にユスリカが紛れ込むのは考えたくありませんよね。ビジネスでは飲食店における異物混入といった致命的な被害になりかねません。
死骸によるアレルギー
ユスリカの死骸の粉末はアレルギー性鼻炎にも繋がります。ダニと同じで死骸を吸引してしまうことで、色々な疾患原因になります。ユスリカは大量発生するので、積もり積もれば健康被害となるだけの量に達します。気づかずに体調が悪くなっていく可能性がある以上、しっかりと駆除しましょう。
死骸は乾燥して崩れて、微細な塵となって空気中に漂います。目に見えない粉末は簡単に網戸を通り抜け、鼻や口から吸いこまれます。
ユスリカを駆除する3つの人気商品
ユスリカの駆除は市販駆除剤を使えば簡単にできます。
チャブ BT
この錠剤はユスリカなど、水中で育つ害虫に対して有効です。幼虫の時に駆除することで、ぶんぶんと飛び回る成虫になるのを防げます。排水溝に適量を投げ入れれば、自然に作用するため簡単です。
ユスリカ・チョウバエブロック粒剤
一部の地方自治体で採用されている、ユスリカの駆除のための薬剤です。計量スプーン付きで小さなブロック粒を側溝、浴室といった場所に投入すると約1ヶ月効果があります。
PGガード
外に面している窓ガラスに噴霧することで、ユスリカなどの成虫を駆除できます。窓ガラスにひっ付くユスリカを退治したい場合にオススメの商品です。
ユスリカを対策する方法
部屋の明かりを漏れないようにする
ユスリカは照明が発する紫外線に引き寄せられます。紫外線は蛍光灯などから発せられるため、紫外線をほとんど発せないLED照明に替えましょう。LED照明に交換できない場合は、紫外線をカットするシートを貼るのがおすすめです。
水をためない
水や泥水が溜まった場所は、ユスリカの幼虫が生息しやすい環境です。空き缶や空き瓶、使っていない植木鉢やプランター、古タイヤなどちょっとでも水がたまりそうな物は片づけましょう。バケツやジョウロ、子供のおもちゃなどは物置かコンテナボックスに入れましょう。
大量発生した時は自治体に相談する
ユスリカが大量発生すれば、日常生活に影響を及ぼすこともあります。車の運転が困難になるほど視界が悪くなったり、大量のユスリカの死骸が原因でスリップするということがあります。支障が出るぐらいまで大量発生した場合は、自治体に相談した方がいいでしょう。
>>【参考】ユスリカ対策 | 座間市ホームページ
>>【参考】ユスリカ - 堺市
まとめ
今回はユスリカの生態や、人気の駆除用品を紹介しました。蚊によく似ているユスリカはインターネットで購入できる市販品によって駆除できます。初夏から晩秋にかけて大量発生する前なら、水場に薬剤を入れておくだけで軽減できます。
シーズンが終われば、ユスリカの数はかなり落ち着きます。その生態を正しく理解して、蚊柱や紛れ込む虫に悩まされない生活を送りましょう。
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