エアコン修理か買い替えか?エアコン修理の料金相場から買い替えとの比較をまとめて紹介
古いエアコンが故障していた場合は、高額な修理料金を支払って修理するより、買い替えた方が安いこともあります。そこで今回はエアコン修理の料金相場や、買い替えとの比較について紹介します。
エアコンが故障したと感じたら確認する5つの事
エアコンは今や家庭になくてはならない家電の1つです。そんなエアコンの調子が悪くなってしまったら困ります。エアコンが「故障したかな?」と思い調べてみると「故障ではなかった…」という場合があります。そこでエアコントラブルのうち、異常がない場合を5つ紹介します。
エアコンがすぐ動かない
エアコンの運転準備のために、時間がかかっているだけかもしれません。3分程度待ってみましょう。
エアコンの風がすぐ止まる
エアコンの温度設定を確認してみましょう。室温が設定温度に達するとエアコンは自動的に止まります。暖房運転時は室外機の霜取り運転のため10分程度止まることもあります。
ニオイがする
エアコンが家具や壁紙、衣服、タバコなどのニオイが染みついた部屋の空気を吸い込んで風を出しているためです。
ピシッという音がする
温度差でエアコンの吸い込みグリル(前面パネル)がわずかに伸縮してきしむ音です。
よく冷えない、よく暖まらない
フィルターが汚れているとエアコンの能力が低下します。2週間に1度は掃除してホコリや汚れを落としましょう。エアコン掃除の手順や、エアコンフィルターの掃除方法については下記の記事で詳しく紹介しています。
また、部屋の窓や戸が開いていたり、冷房運転時は日光が差し込んでいたり、部屋の中の人数や熱源が多くないか確認してみましょう。エアコンの室外機の掃除方法や、日除けカバーの選び方については下記の記事で詳しく紹介しています。
エアコンが故障している時の症状
本体からポコッポコッという音がする
部屋を閉め切って換気扇をまわした時に、エアコン内部からポコッポコッという音がする場合は窓を開けるか換気扇を止めてください。それでも音がする場合は、ドレンホースが詰まっているのが原因の可能性があります。
室外機からパキッパキッという音がする
室外機からパキッパキッという音がする時は、室外機についた水が凍る音です。ガーっと大きな音がする場合は、室外機のファンの故障やコンプレッサー(圧縮機)の故障が考えられます。
エアコンから風が出ない
エアコンから風が出ない場合は電源プラグがコンセントから外れていないか、ブレーカーやヒューズが切れていないか入タイマーになっていないか確認しましょう。それでも動かない場合は風をおこす室内機ファンモーターの故障やマイコンの故障、コンプレッサーの故障が考えられます。
冷風または温風が出ない
冷房の風が出ない場合は、冷媒ガス漏れの可能性があります。暖房の風が出ない場合は、室外機の霜取り機能が低下している可能性があります。また、フィルターの詰まりや、熱交換器の故障が原因の場合もあります。
エアコン修理の料金相場
エアコン修理の料金相場は故障状態により異なりますが、エアコン修理で高額なのはコンプレッサー修理と熱交換器の修理です。
エアコンを冷房運転する時はコンプレッサーで空気を圧縮して、熱交換器で冷やして部屋の中に放出しています。暖房運転時は冷たい空気を熱交換器で暖めてからコンプレッサーに戻し、部屋に放出して部屋を暖めています。このようにコンプレッサーと熱交換器はエアコンの冷暖房機能をコントロールする心臓部分です。これらの修理は時に10万円を超えることがあります。
主なエアコン修理の料金相場をまとめましたので参考にしてください。
- コンプレッサー・・・50,000円~100,000円
- 熱交換器・・・50,000円~100,000円
- 冷媒ガス漏れ・・・15,000円~50,000円
- 室内機ファンモーター、室外機ファンモーター・・・20,000円~30,000円
- 室内基盤、室外基盤・・・20,000円~40,000円
- ドレンホース・・・10,000円~20,000円
エアコン修理を依頼する時の注意点
保証期間かどうか確認する
エアコン修理を依頼前に保証期間内かどうか確認してみましょう。わざと故障させた場合は別ですが、保証期間内であれば修理の費用はかかりません。
複数社に見積もりをとる
保証期間が終了している場合は、どこに修理を依頼するか検討しなくてはなりません。エアコン修理を依頼するのであればメーカーだけでなく、複数の業者から見積もりをとって考えましょう。業者によって出張費や、技術料金にかなり差があります。
業者に伝える内容
- 形名(本体下面のラベルに記載)
- 故障状態(できるだけ詳しく)
- 購入年月日(保証書に記載)
- 訪問希望日(都合が悪い場合もある)
この4つを必ず伝えましょう。
賃貸住宅の場合は大家や管理会社に確認する
賃貸住宅ではじめからエアコンが設置されていた部屋は、自分で修理を依頼する前にまず大家や管理会社に連絡します。大抵の場合は大家や、管理会社がエアコン修理を業者に依頼して費用を負担してくれます。
エアコンを修理するより買い替えた方がいい場合
エアコンによっては修理依頼するより買い替えた方がいい場合があります。
- 購入してから9年未満…修理した方がいい
- 購入してから9年以上たっている…買い替えた方がいい
エアコンは6~9年が寿命です。業務用エアコンは点検が義務化されており、定期的に部品の劣化をメンテナンスしているので15年~20年ほど使用できます。
家庭用エアコンはノーメンテナンスという方がほとんどだと思います。エアコンは使っているうちに経年劣化が進みます。長年使っているエアコンを修理したとしても、すぐに別の場所が壊れてしまう可能性があります。
新しいエアコンの修理は軽微ですみますが、古いエアコンの修理は高額になりやすいです。エアコンの補修用性能部品の保有期間は9年です。9年以上前のエアコンは修理を依頼してもメーカーに部品がない場合があります。
そして昔のエアコンと、今のエアコンでは省エネ機能に大きな差があります。2000年(H12)年製のエアコンの電気代は年間118,000万円程度かかりますが、最新の省エネエアコンの電気代は年間35,000円程度です。新しくエアコンを購入しても、すぐに元がとれます。おすすめエアコン機能や選び方については下記の記事で詳しく紹介しています。
これらのことを考えると、古いエアコンを修理して使い続けるより、購入後9年以上経っているエアコンは新しいエアコンを購入した方が断然お得です。修理より買い替えを検討してみましょう。
古いエアコンを廃棄する時は、2001年施行の「家電リサイクル法」で定められた収集運搬料金と、再商品化料金を支払い、使用済みのエアコンを販売店や市長村に適正に引き渡すルールとなっています。エアコンの処分方法については下記の記事で詳しく紹介しています。
まとめ
今回はエアコン修理の料金相場や、買い替えとの比較について紹介しました。エアコンの調子が悪い時はまずどんな症状なのか、エアコン異常ではないのか確認しましょう。
古いエアコンを修理する時は買い替えた方がいい場合がありますので、修理と買い替えのどちらがお得かよく考えてから修理を依頼しましょう。迷って決断できない時は業者に相談してみましょう。
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