タイマッサージとは?タイマッサージの効果や施術内容や注意点のまとめ
マッサージには世界一気持ちいいと言われており、東洋医学に基づいたタイの伝統的なマッサージです。筋肉の痛みを治すだけでなくリラクゼーション効果もあり、今非常に人気が高いマッサージの一つです。今回はタイマッサージの効果や、施術内容や注意点を紹介します。
タイマッサージとは?
タイマッサージの創始者は、北インドのビンドゥサーラ王に仕えていたインド人医師のシバカ・クマールバッカ(通称シバゴ)です。ブッダの主治医でもあったシバカ師は、ブッダの弟子にさまざまな治療方法を施すなかで、オイルでマッサージすると関節の痛みがなくなることに気づきました。
そして約2500年前インドからタイへ仏教が伝わったとき、タイマッサージもタイへ伝わり、中国医学と融合して今のタイマッサージの形になったそうです。
タイマッサージのタイ語正式名称は「nuat phaen boran」と言います。日本語では色々な訳がありますが、全て同じマッサージを指しています。
- タイマッサージ
- タイ式マッサージ
- タイ古式マッサージ
- 古式マッサージ
タイマッサージは、こった部分だけをほぐす一般的なマッサージと違い、ゆったりとした呼吸で全身をほぐすのが特徴です。
ストレッチで体を伸ばしたり、タイ語でセンと呼ばれる体内のエネルギーラインを両手、肘、膝、足などで押して整えます。血流やリンパの流れがよくなることで全身を活性化させて、局所的な痛みを改善するというのがタイマッサージの考え方です。
タイマッサージの施術内容
タイマッサージは、どのような施術内容なのでしょうか?一般的な施術の流れについて紹介します。
タイマッサージの施術流れ
- カウンセリングを受けて体調やマッサージの強さを確認する。
- 用意された服に着替える。
- フットバスで足裏のツボを温める。
- 仰向けで足裏からふくらはぎ、太ももにかけてストレッチと加圧を組み合わせた施術。
- 横向きになったり、体をねじったりとストレッチしながら加圧や揉みほぐしで体の歪みを整える。
- うつ伏せになり背中や腕をマッサージする。
- 首に温めた蒸しタオルを当てて肩や首を揉む。
- 頭のツボを押してもらったり、座った状態で肩から背中にかけてトントンと叩いてほぐす。
- 最後にストレッチで体をゆっくり伸ばして完了。
カウンセリングを受ける時は疲れている部位や悩んでいる部位、触って欲しくない部位があったら伝えておきましょう。以前大きな怪我したことがある部位や、現在炎症や外傷がある部位も忘れず伝えておきましょう。
体内の主要な10本の線のうち、6本が脚にあります。タイマッサージでは、まずフットバスで足裏のツボを温めて血行を促します。
タイマッサージは痛くないの?
タイでマッサージを受けた人のなかには「アクロバティックなポーズをとらされた…」「バキバキして痛かった…」というイメージの人もいるようです。東洋式では西洋式のソフトなマッサージと違い、刺激の強いマッサージが好まれます。
しかし、日本で行われているタイマッサージは日本人に合わせた「イタ気持いい」程度の施術のため、痛みを感じることはないと言っていいでしょう。むしろ普段使わない筋肉を伸ばすことで、気持ちよさを感じるはずです。
セラピストとの相性
タイマッサージでは、セラピストとの相性も大切です。タイマッサージは別名「二人ヨガ」とも呼ばれています。自分の体を把握してくれるセラピストに、体を預けて施術してもらう心地よさは格別です。
通常のマッサージではセラピストは、中腰姿勢で一方向にマッサージするため体に負担がかかります。
しかし、タイマッサージではセラピストもさまざまな姿勢になって施術するため、客の筋肉をほぐすと同時にセラピストの体もほぐれます。セラピストは加圧する時に息を吐き、緩める時に息を吸います。深い呼吸になるため全身に酸素が行き渡り、体のすみずみにまでエネルギーが満ちていきます。
タイマッサージは、セラピスト本人の健康にも役立ちます。客も同じように深く長く息を吐くことで、筋肉がゆるみコリや痛みがとれます。
タイマッサージの4つの効果
タイマッサージの効果は、大きく分けて4つあります。
リラックス効果
タイマッサージを受けている間はずっとウトウトとまどろんでいるような、半分眠っている状態が続いています。脳内がアルファー波で満たされ、深くリラックスできます。
マッサージ終了後は心が落ち着き、むくみやだるさがとれて体が軽くなるため、タイマッサージは「世界一気持ち良いマッサージ」と言われています。
自律神経が整えられる
自律神経には、交感神経と副交感神経があります。人はストレスを感じると興奮して交感神経が優位になります。
交感神経が優位になると血圧が上昇したり、心拍数が上がったり、ホルモンバランスの乱れや筋肉硬直を引き起こします。
反対にリラックスすると副交感神経が優位になります。タイマッサージの施術を受けたあとは、自律神経が本来のバランスに戻ります。筋肉がゆるんで心拍数が落ち着き、心身ともに穏やかな状態になります。
関節可動域を向上する
タイマッサージでは、セラピストが客の可動域を確認しながらゆっくりと施術します。体が硬い人も血行が改善して筋肉が柔軟になり、関節の可動域が広がります。
今まで肩が上がらなかった人の肩が上がるようになったり、股関節が柔らかくなったり、首が伸びるようになるなどさまざまな効果を実感できます。
体の痛みが解消する
日頃の悪姿勢(猫背、足組み、横座りなど)で歪みが生じていた体が整えられ、関節のずれや神経の圧迫が改善されます。そのため、関節痛や神経痛が緩和されます。
効果は3週間ほど続きますので、3週間に1回マッサージを受けるのがオススメです。
タイマッサージを受ける時の注意点は?
タイマッサージを受ける時は、以下のことを注意点しましょう。
満腹時は施術を受けない
満腹時でのマッサージは避けましょう。マッサージを受けると全身の血流がよくなりますが、食後胃や腸に消化を助けるために集まった血液までも分散させてしまい消化が悪くなります。
また、うつ伏せになって背中を押してもらう施術を受けるとき、満腹だと苦しくなったり気持ちが悪くなる恐れがあります。食後1時間以内のマッサージは避けた方が無難です。
妊娠中の人は施術を控える
妊娠中の人もタイマッサージは控えましょう。足のツボには子宮を収縮させるツボがあり、マッサージで血行が促進されすぎると流産する危険があります。
生理中の人も事前にセラピストに伝えてから、マッサージを受ける方がいいでしょう。
その他
高血圧の人や脱臼癖がある人、ヘルニア歴がある人も事前にセラピストに相談してからマッサージを受けてください。
まとめ
今回はタイマッサージの効果や、施術内容や注意点を紹介しました。タイマッサージは痛そうというイメージがあるかもしれませんが、日本で受ける場合はほとんど痛みは感じません。むしろ深くリラックスして眠ってしまう人がいるほどです。
腰痛や肩こりで悩んでいる人や日頃の疲れを癒したい人は、タイマッサージを受けてみるもいいでしょう。
しかし、マッサージに行くのが面倒なほど疲れている時もありますよね。そんな人には出張マッサージサービスがオススメですよ。
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