トイレの便所虫とは?自分で便所虫を駆除する3つの方法や予防法のまとめ
便所虫とはトイレに多く生息する虫の俗称です。個人や地域で指し示す虫が異なることもあります。今回は5種類の便所虫の特徴と駆除方法を紹介します。
5種類の便所虫の特徴
便所虫とはトイレに多く生息する虫の俗称です。地域や個人によって指し示す対象の虫が異なることもあります。
便所虫はくみ取り式のトイレが多くあった時代によく見られました。便所虫はあらゆる隙間やタンクの中から出てきたり、天井や壁、便器の周辺などを這いまわったりしている様子は、今でもトイレやお風呂などで見かけることがあると思います。
ワラジムシの特徴
便所虫と呼ばれることが1番多いのはワラジムシです。見た目はダンゴムシに似ていますが、ダンゴムシと違ってワラジムシは丸くなりません。ダンゴムシの特徴や駆除方法については下記の記事で詳しく紹介しています。
体長は12mm程度で、ワラジ形しているのが特徴です。ワラジムシは全国で見られますが、関東以北で発生することが特に多いといわれています。
紙魚(シミ)の特徴
便所虫の紙魚(シミ)は全体が銀色なので、別名「シルバーフィッシュ」とも呼ばれています。体長8~10mmでダンゴムシを潰したような平べったい形していて、気持ち悪い外見の便所虫です。
紙魚(シミ)は動きが素早かったり、狭い場所に入り込んだりするのが得意です。また、紙くずや布が好物なので本の隙間に生息します。紙魚(しみ)の特徴や駆除方法については下記の記事で詳しく紹介しています。
チョウバエの特徴
便所虫のチョウバエはハート形の羽が特徴で「ホシチョウバエ」と「オオチョウバエ」の2種類います。ホシチョウバエは灰色で、体長1~2mm程度でとても小さいです。オオチョウバエは黒に近い灰色で、体長は4~5mm程度です。
トイレだけでなく窓際や、排水口などでも見られます。便所虫のチョウバエは頭が小さく羽が大きいため、ハエというよりも蛾に近い外見です。
カマドウマの特徴
トイレでよく見かけるカマドウマは「便所コオロギ」とも呼ばれます。体長はオスで18.5mm~21.5mm、メスでスで18.5mm~21.5mm12mm~23mmくらいです。
暗くて湿気が多い場所を好むのでトイレはもちろん、台所、洗面所、お風呂場などで見かけることもあります。カマドウマは夜行性なので、昼間はひっそりと身を潜めて夜に盛んに活動します。
ザトウムシの特徴
便所虫のザトウムシは8本の長い足が特徴で見た目は蜘蛛のようですが、ダニの種類に属しています。体長は大きくても2cm程度で毒性はありません。
ザトウムシは雑食性なので昆虫やミミズ、人間が食べるお菓子などを食べます。まれにネズミなどの小動物を食べることもあります。便所虫のザトウムシは乾燥した場所は苦手で湿った場所によく生息しています。
便所虫による健康被害はあるの?
便所虫によって食中毒になる可能性がある
トイレの排水管、便器内などから発生する便所虫は雑菌だらけです。食品の中に便所虫の成虫が混入してしまうと食中毒になる可能性があります。食中毒にならないためにはトイレを清潔に保つだけでなく、食品管理することも大切です。
便所虫によってハエ症になる可能性がある
チョウバエは人間の食べ物に産卵することがあります。人間の食べ物に産卵した卵が孵化して食べ物に付着した幼虫を飲み込むと、腹痛や下痢を引き起こす「ハエ症」になる場合があります。
幼虫はいずれ便と一緒に排出されるため命の危険はありません。しかし、小さいお子さんや高齢者にとって腹痛や下痢はとても辛い症状なので気を付けましょう。
健康被害がないこともある
紙魚などは見た目の気持ち悪さに反して、これといった健康被害はありません。人を刺したり、毒を出したりなどの攻撃性もないので人間が被害を受けることはないでしょう。
庭などにいる場合は、枯れた葉を処理してくれるので益虫ともいわれています。しかし、室内にいる場合は本などの紙類、洋服などを食べてしまいます。便所虫は見た目もよくないので、どんな便所虫もできるだけ早く駆除して予防するといいでしょう。
自分で便所虫を駆除する3つの方法
殺虫剤で便所虫を駆除する
便所虫の成虫や幼虫を見つけたら殺虫剤を使って駆除します。すぐに駆除したい場合はスプレータイプでこまめに駆除しましょう。
一気に便所虫を駆除したい場合は、トイレを締めきって使用する燻製タイプの殺虫剤がオススメです。トイレ内に殺虫成分を充満させるので便所虫を一気に駆除できます。
どちらの殺虫剤も強い薬品を使用していることが多いので、小さいお子さんやペットがいるご家庭では頻繁に使用するのは避けた方が賢明です。
虫よけの芳香剤で便所虫を駆除する
虫よけの芳香剤、防虫シートを使って便所虫を駆除するのもいいでしょう。最近は天然ハーブが使用された物もあり匂いもあまり気になりません。健康被害もないので気軽に使用できます。
トイレの床を這う便所虫には、カーペット用の防ダニシートをトイレマットの下に敷いておくのも効果的です。
ハエ取り器で便所虫を駆除する
便所虫のチョウバエが気になる場合は、ハエ取り器を使うのも1つの方法です。ホームセンターやインターネット通販などで購入でき、置いておくだけで効果を発揮するのでオススメです。
チョウバエの成虫は足元付近など下の方を飛んでいることが多いので、ハエ取り器は低い位置に設置するといいでしょう。
便所虫を予防する4つの方法
便所虫の発生を予防するにはトイレを清潔にすることが大切です。
トイレタンクを掃除する
チョウバエが発生しやすいトイレタンクは定期的に掃除しましょう。自分でトイレタンクを開けられる場合は洗剤やブラシを使って掃除します。
トイレタンクを開けずに(開けて)掃除する方法や予防法については下記の記事で詳しく紹介しています。
トイレタンク用のタブレット型洗浄剤もあるので、それを使ってもいいでしょう。トイレタンクを開けるのが難しい場合は、専門業者に掃除をお願いしてみてください。
床や小物類を掃除する
掃除道具やサニタリーボックスなどの汚れ、トイレットペーパーの切れ端、芯は便所虫の栄養源になります。床や小物類はこまめに掃除して汚れをためないようにしましょう。
トイレを換気する
便所虫は湿度が高い環境が好きなため、換気して湿度を下げることが大切です。こまめに窓を開けたり、換気扇をまわしたりして便所虫の発生を予防しましょう。
便所虫の侵入を防ぐ
窓やドアを開けっぱなしにしないようにして、便所虫の侵入を防ぎましょう。また、便所虫の栄養源である汚れがたまらないようにトイレは毎日掃除しましょう。排気管に網を張ることも便所虫の侵入を防ぐ効果があります。
まとめ
今回は5種類の便所虫の特徴と駆除方法を紹介しました。自分で駆除しても便所虫が減らなかったり、忙しくて掃除ができない時は便所虫の駆除やトイレの掃除を専門業者に依頼するといいでしょう。
その道のプロである専門業者にお願いすると、徹底的にトイレをキレイにしてくれるので、2度と目にしたくない便所虫とさよならできるはずです。また、道具の準備から後片付けまで全てお願いできるので仕事や家事、育児に忙しい方にとっても助かります。
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