鉢から抜けない!植え替えする時に鉢から抜けない時の5つの対処方法を紹介
植物の植え替えする時に「鉢から抜けない…」と困ることがあります。根が生長しすぎて詰まっている根詰まりが原因です。今回は植物が鉢から抜けない時の5つの対処法を紹介します。
植物が鉢から抜けない時は鉢をたたく
購入後2~3年たった植物は、葉や根が生長して大きくなります。また、土も2~3年経つと古くなり固くなります。言ってみれば出がらしのティーバッグのようなもので、すでに土の栄養は抜けており植物の生長の役には立たなくなっています。
水やりをした時に「土にしみこんでいかない…」と思ったら、植え替えが必要だというサインです。植え替えすようとしたら、鉢から抜けなくて困ることがあります。鉢の中に伸びた根がぎっちり詰まっていたり、土がガチガチに固まっている場合は、鉢から植物を抜くのは至難の業です。
対処方法はいくつかありますが、最初に紹介するのは1番シンプルな方法で鉢をたたいて抜く方法です。根が伸びすぎて鉢の底から出てしまっていたら、はみ出ている根をハサミで切り落としてから鉢をたたくと抜きやすくなります。
鉢の横をたたいて抜く
鉢の側面を上~下へトントンとたたきます。上~下へ1列たたいたら、反対側の側面を上~下へ1列たたきます。軽くたたくのではなく振動で鉢と土の間に隙間ができるくらい、ある程度の、力を入れてたたくのがコツです。力がない人は鉢を寝かせて足で踏むと楽にできます。
鉢の縁部分をたたいて抜く
2人いるのなら1人が植物の茎を持ち、鉢から少し浮かせます。もう1人が鉢の縁を真上からたたきます。自分しかいない場合は、鉢を両足の内側で挟んで植物を引っ張り上げつつ、鉢の縁をたたきます。
鉢の底をたたいて抜く
鉢を逆さまにして底をたたきます。手でたたくより、ハンマーなどの道具を使う方が楽にできます。ハンマーを使うと手が痛くならないし、土で手を汚すこともありません。
鉢を壊したくない場合は、金属のハンマーではなく柔らかい素材のゴムハンマーのようなものを使いましょう。100円ショップの園芸コーナーで売っています。
鉢から抜けない時は土を乾燥させるか柔らかくする
土を乾燥させてから抜く
鉢の中で根がパンパンに張ってしまっている場合は、たたくだけでは植物が抜けません。そんな時は鉢の中の土を乾燥させてから抜くと抜きやすくなります。植物が弱らない程度に3日~5日ほどの間、水やりしないで置いておきます。すると、根や土に少し隙間ができてきます。そうなったら鉢をたたくと簡単に抜けます。
土を柔らかくしてから抜く
水で湿らせて土を柔らかくしてから抜く方法もあります。この方法は土がガチガチ固まって、鉢にぴったり張りついている場合に有効です。鉢を水の入ったバケツにつけるか、鉢に水をかけて鉢と土を湿らせます。
そしてスコップやシャベルを使って、表面から土をほぐしていきます。スコップが入らない場合は、料理に使う菜箸やトングで土をほぐしましょう。ある程度土をほぐしてから、鉢を逆さにすると植物がスポッと抜けます。
植物が鉢から抜けない時は隙間を作る
ナイフなどを使って、鉢の周囲に隙間を作って抜く方法を紹介します。
- パンにバターを塗る時に使う「バターナイフ」
- お菓子作りで生クリームを塗る時に使う「パレットナイフ」
- 油絵で使う「ナイフ」
先が平たく薄くなっている道具であれば何でもかまいません。100円ショップなどで購入できます。根をザックリ切っても構わないのであれば先のとがった草刈り鎌や、植木バサミを使ってもいいでしょう。
道具を鉢に差し込みぐるっと一周します。鉢と根鉢の間に隙間を作ってから、鉢をたたくか逆さまにして植物を抜きます。大きい鉢であれば、枝切バサミの刃を鉢の周囲に差し込んで抜く方法もオススメです。
それでも抜けない場合は、ナイフを鉢の周囲に差し込んで一周した後、鉢を逆さまにして鉢の底の穴から割り箸などで土を押しましょう。また、プラスチック鉢の場合は、周囲をぐるっと一周した後に両手で鉢を押して歪ませて、鉢の中身を押し出すようにすると抜けます。
鉢から抜けない時の最終手段は壊す
これまで紹介した方法を全て試したけど、どうしても抜けない場合は鉢を壊して抜くしかありません。素焼き鉢とプラスチック鉢の壊し方を紹介します。
素焼き鉢を壊す
鉢を壊す前に破片が飛び散らないように新聞紙や、タオルで鉢を包んでおきましょう。カナヅチを使って叩き割りましょう。
プラスチック鉢を壊す
プラスチック鉢を壊すのは非常に時間がかかります。ハサミを使って地道に切ったり、ニッパーを使ってパキパキと切断して壊す方法です。切りにくい鉢だと2~3時間かかることもあり、結構根気がいる作業になります。
鉢にハサミを入れる前に、縁や底の固い部分を焼き串で溶かして切り込みやすくしておくと多少は時短になります。
鉢から抜けなくなる前に底が外れる鉢を使おう
鉢底が取れるタイプの鉢が売っています。インターネットでも購入できる商品を3つ紹介します。
鉢の底網が取れる「スポット機能」つきの鉢です。スポット機能とは植え替えの時にスポッ!と中身を抜き出せるという意味だそうで、メーカーがネットで使い方を説明しています。
バラの栽培に適した鉢で、これにも植え替えに便利なスポット機能がついています。
これは底が外れるタイプの鉢ではありませんが、布製のプランターなので鉢の形を自由自在に変えられます。不織布タイプの鉢は他にもさまざまなものが販売されています。
まとめ
今回は植物が鉢から抜けない時の5つの対処法を紹介しました。植物は成長するため、必ず植え替えが必要になります。長時間放っておいた植物を鉢から抜く作業は大変でうんざりしてしまうかもしれません。しかし、植物に愛情をかければ必ず伝わるはずです。大変でも諦めずに頑張ってみて下さいね。
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