ウッドデッキの屋根をDIYする方法!屋根をDIYする時はケガや天候に注意
一軒家の屋根を自分でDIYするとなると話は別ですが、ウッドデッキの屋根ならDIYできます。最近は簡単に組み立てられる商品が多数販売されており女性でも作業可能です。今回はウッドデッキの屋根をDIYで取付ける方法を紹介します。
ウッドデッキの屋根は簡単に取り付けられる
ウッドデッキはリビングルームの延長として、庭の花や樹を見ながらお茶を飲んだり、子ども達が庭で遊ぶ姿を眺めながらくつろげるスペースとして人気です。
そのウッドデッキに屋根があれば、暑い夏の日でも強い日差しを防いでくれます。洗濯物を干している時や、お茶を飲んでいる時に突然雨が降ってきても安心ですよね。最近は工事不要で簡単に組み立てられる屋根が販売されています。
スタイルシェード
スタイルシェードは窓の上部にとりつけて日よけにします。取り付け紐と付属の金具で留めるだけで手軽に屋根がつくれます。DIY初心者にオススメです。
オーニング
シェード生地が薄い網目生地であるのに対し、オーニングはテント生地の屋根です。シェードは日差ししか防げませんが、オーニングは多少の雨なら防げます。
突っ張り棒で取り付けられるタイプを選べば、説明書どおり組み立てるだけで設置完了です。工具すら要らない手軽さです。
パーゴラ
パーゴラは木材で組む屋根です。ぶどうなど植物のツルを這わせて緑を楽しんだり、おしゃれなランプを吊るしたり、ブランコやハンモックを取り付けるなどアレンジがいろいろ楽しめます。
ポリカーボネート素材の屋根
ポリカーボネートは軽くて耐久性に優れており、テラス屋根やカーポート、ベランダの屋根の素材として幅広く使用されています。安価でカッターナイフで簡単に切れる作業のしやすさがDIY愛好者に人気があります。
ウッドデッキの屋根をDIYで設置する前の下準備
DIYでウッドデッキの屋根を設置する時は、まず以下の4つのことを決めます。
- 屋根を設置する場所
- 大きさ
- 高さ
- 柱の位置
屋根の大きさによって屋根の骨組みに使う木材の長さ、本数やポリカーボネート材の枚数が決まります。
また、屋根の柱をウッドデッキの外側に立てるのか、ウッドデッキの床上に立てるのかを考えます。ウッドデッキの外側に柱を立てるのであれば、地中に柱を固定するためのフェンスブロックやモルタルが必要です。
今回はウッドデッキに元々ある柱を利用して床上に柱を立てる例を紹介します。
準備物
- ウエスタンレッドシダー(デッキ材)
- 塗料
- L字金具
- ポリカーボネート波板
- 傘釘
- ビス
- インパクトドライバー
- 脚立
用意する主な資材はホームセンターで揃えられます。
ウッドデッキの屋根をDIYで設置する方法(骨組み)
道具が揃ったら作業に取りかかりましょう。まずは、屋根の骨組みを作ります。
ウッドデッキの屋根の骨組みする手順
- ウエスタンレッドシダーを防腐効果のために二度塗りする。
- ウッドデッキの床下に元々ある柱の上に屋根の柱を立てる。
- ウエスタンレッドシダー4×4材を四隅に立て、柱とデッキ床板をL字金具で留めて固定する。
- 立てた柱の上に2×6材のウエスタンレッドシダーを4本のせて取り付ける。
- 出来た屋根の外枠の中に2×4材のウエスタンレッドシダーを等間隔に5~7本固定する。
- 垂木に横向きに2×6材のウエスタンレッドシダーを等間隔に5~7本固定する。格子状に組み上げて屋根の骨組みの完成。
柱を立てる前にデッキの床板が反っていたら削って平らにしておきましょう。ウエスタンレッドシダーを立てる時は柱1本につきL字金具を2つ使用しましょう。
屋根の外枠の中に2×4材のウエスタンレッドシダーを等間隔に5~7本固定することを垂木といいます。垂木とは屋根板を支えるために渡す木材のことです。
屋根の骨組みづくりに複雑な工程はありません。しかし「1人ですると時間がかかる」それだけは覚悟しておきましょう。作業時間の目安を紹介します。
- 塗装…1日
- 柱を立てて固定し骨組みの外枠を作る…1日
- 最後に垂木等加えて骨組みを完成する…1日
計3日は予定しておきましょう。
ウッドデッキの屋根をDIYで設置する方法(波板を貼る)
骨組みができあがったらポリカーボネート波板を貼ります。屋根の上に登っての作業になるためケガには十分注意しましょう。風のない穏やかな日を選び、のんびりと作業して下さいね。
波板を貼る手順
- 初めは脚立の上で、屋根の骨組みの格子の間からポリカーボネート波板を貼る。
- 2枚目以降のポリカーボネート波板を貼る
- ポリカーボネート波板をすべて貼り終えればウッドデッキの屋根が完成。
ポリカーボネート波板を固定するために使う傘釘は、座金が波板とマッチする形になっています。傘の下にスポンジがついていて、このスポンジが釘の頭と波板の間のクッションになります。釘を打つ時は強く打つとスポンジの形がつぶれてしまいますので、力加減に注意しましょう。ガンガン打ち込むのではなく、スポンジがつぶれる前に止めるような感じで打ちましょう。
2枚目の波板からは、貼るために屋根の上に登らないといけません。ちょっと怖いですが、頑張りましょう。また、降りる時も少し怖いです。ずっと同じ姿勢が続くので、足腰にも負担がかかります。
ウッドデッキの屋根をDIYで設置するメリットとデメリット
ウッドデッキの屋根はDIYで取り付けできるので挑戦している人も多いです。
しかし、時間やお金もかかるので、本当に取付けるかメリットやデメリットについて考えてからにしましょう。
ウッドデッキに屋根を設置するメリット
- 日差しをさえぎってくれるので夏は快適に過ごせる
- 紫外線を避けられる
- 雨を防げる
- ウッドデッキの床や柱が傷みにくくなる
- 外からの目隠し効果がある
ウッドデッキに屋根を設置するデメリット
- 日当たりが悪くなる
- 景色が見えづらくなる
- 開放感がなくなる
- 屋根の掃除や手入れが必要になる
ウッドデッキの屋根は台風や、雪の影響を受けるため壊れやすいです。加入している火災保険の種類によっては、ウッドデッキの屋根の損傷もカバーしてくれる保険もあるようです。自分が加入している火災保険の内容を確認してみましょう。
また、屋根の素材には耐久年数があります。ポリカーボネート板の屋根は10年で張り替えるのが目安です。ウッドデッキに屋根を設置する時は、後々のメンテナンスや修理についてもあらかじめ考えておきましょう。
まとめ
今回はウッドデッキの種類や、ウッドデッキの屋根をDIYで作る方法を紹介しました。自分でつくった屋根だとより一層愛着がわいて、ウッドデッキで過ごし時間が特別に思えます。安全に注意しながら、ぜひ試してみてください。
屋根のことは業者に相談しないと心配という人は、業者に相談してみて下さい。ウッドデッキに限らずちょっとした屋根の設置はもちろん、メンテナンスや修理についても相談にのってもらますよ。
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