コンセント増設・スイッチの修理
更新日:2019/08/16

コンセントの移動は自分でできない!プロのコンセントの移動の手順と費用相場

コンセントの移動は自分でできない!プロのコンセントの移動の手順と費用相場

コンセントの移動や増設は、自分で自分ですることはできません。少なくとも「第2種電気工事士」の資格が必要です。延長コードを使って1つのコンセントに負担をかける「たこ足配線」も非常に危険なため、必要に応じてコンセントの移動や増設を業者に依頼しましょう!

大きな家具を買ったらコンセントがふさがってしまい、「移動させたい!」

部屋の模様替えをするのに、「コンセントの位置が悪くてソファーや、TVの配置が変えられない…」

など、コンセントの位置にお悩みではありませんか?

コンセントの移動は、電気工事の資格者でなければ工事ができないんです。

今回は、電気工事士の資格を持つ専門業者が、コンセントの移動や増設について紹介します。

>>プロのコンセント増設・スイッチの修理業者の一覧

たこ足配線は危険!コンセントの移動か増設を検討しよう!

たこ足配線は危険

家具を買い替えたり、模様替え換えをする時に、コンセントの位置によって思い通りの配置にできないことってありますよね?

また、朝はパンを焼きながらお湯を沸かし、電子レンジでお弁当用のおかずの温めなど、キッチン回りのコンセントがフル回転!というご家庭が多いのではないでしょうか?

既存のコンセントからタップで分岐し、延長コードで配線を伸ばせればよいのですが、1つのコンセントから何個もの電気を取ることは、コンセントの容量から難しいことが多いですよね。

通常の100V配線だと、1つのコンセントからは電流値15A(アンペア)までしかとれず、トータル1500Wまでしかとれません。

1つのコンセントに何個もタップを付けてプラグを差しすぎてしまうと、いわゆるたこ足配線状態になってしまいます。

  • モップ
    モップ

    たこ足配線は、とっても危険!!!

同時に同じコンセントに何個も負荷を与えてしまうと、過熱・発火につながりかねません。

特に朝のキッチン周りは、電子レンジや電気ケトル、オーブントースターなど、消費電力が大きい調理家電を使っています。

できれば専用配線を新たに設け、コンセントを増設してあげるのが望ましいです。

どうしても延長コードを使いたい場合、できるだけ1つのコンセントに負荷がかかりすぎないように考慮しながら、既存のコンセントから延長コードで分岐しましょう。

既存のコンセントの数があまりにも少なく、それができない場合や、位置的に難しい場合は、コンセント位置を移動や増設を考えましょう。

コンセントの移動、増設は自分でできない

コンセントの移動、増設は自分でできない

コンセントの移動・増設工事自体はそう難しくありません。

既存のコンセントプレートを外し、中の端子からVVF(あるいはVVR)ケーブルを外し、配線を分岐する行為そのものは比較的単純です。

ただ、残念ながら個人が日曜大工でできる工事ではありません。

少なくとも第2種電気工事士の資格が必須で、無資格者がそのような工事をしてはいけないんです。

見よう見まねで電源工事を行い、接続端子部分の絶縁が不十分な状態になり、漏電事故を起こし火事になったケースはよくあります。

電気工事士は、工事の手順や電源の分岐工事の方法、分岐部分の絶縁方法等において正しい施工を確実に行う為の方法を知っています。

プロが行うコンセント移動工事の手順

プロが行うコンセント工事の手順

プロにコンセント増設工事を依頼すると、大まかに以下のような流れで作業が行われます。

作業時間の目安は、およそ1時間です。

1

回路の配線遮断器をOFFにする

分電盤の中にある配線遮断器(MCCB・いわゆるブレーカー)をOFFにします。
この工程がいちばん大事です。
配線遮断器をOFFにしないまま工事をする、荒っぽい方も中にはいます。
専門用語で活線工事と言われ、非常に危険です。
ケーブルの芯線同士が触れると回路全体がショートし、最悪は同じ回路の系統につながっている家電機器等が壊れてしまいます。

2

ケーブルを外す

コンセントプレートを外し裏返しにすると、ケーブルの芯線が刺さっている丸い小さな穴が二つあります。
このケーブルを外す為の外し穴にマイナスドライバーを差し込み、ケーブルを端子台から抜きます。

3

新たにコンセントを付ける場所の準備をする

移動先のコンセント位置を決め、コンセントボックスを新たに設置します。
壁の中にケーブルを通す場合は、設置場所の石膏ボードを四角くくり抜き、先にケーブルを通しておきます。
通線ワイヤー(業界の人はスチールと言います)を使い、間柱や他の配線・配管等を避けながらケーブルを通します。
壁の外に露出で配線を伸ばす場合は、露出型のコンセントボックスをねじ止めします。

4

ケーブル端子の接続

既存のケーブルに、分岐(あるいは延長用)のケーブルを接続する。
一般的な家庭用コンセントの配線分岐であれば、差し込み型コネクタ(いわゆるワゴ)を使うケースが多いです。
しかし、リングスリーブにケーブルの芯線を通し、圧着ペンチで確実に圧着し、その上に絶縁ビニルテープをぐるぐる巻きにする方法でも可です。

5

新設するコンセント部品にケーブルを刺す

ケーブルを差し込む部分のビニル被覆を剥き、コンセント部品の差し込み穴にケーブルの先端を差し込みます。
ケーブルの導線の露出部分がケーブルを部品に差し込んだときに、根元が露出しないように、被覆の剥きすぎに注意します。
一般的に芯線の被覆剥きの長さは12mm(ペンチの幅ぶん)といわれています。

6

カバーを付けて、通電確認

コンセントプレートをねじ止めし、上から化粧カバーをつける。配線遮断器をONにし、通電確認をします。

完了!

コンセント移動工事の費用相場

コンセント移動工事の費用相場

業者により、価格には多少の違いはありますが、1箇所あたり15,000円くらいが、全国的な相場ではないかと思います。

価格差が出やすい部分を紹介します。

  • 既存コンセントから移設・増設するコンセントまでの距離
  • 新たにつけるコンセントまでの配線を壁の中に通すか、それとも室内側に露出で配線するか
  • 既存の配線を活かして移設・増設するか、それとも新たに専用配線を設けるか

この3つがカギとなります。

コンセント移設先の距離が長ければ長いほど工事の難易度は上がり、壁の中にケーブルを通すのも非常に大変な工事になります。

ケーブルを壁の中に通すだけではなく、場合によっては天井裏を通って壁の中に配線を落とし込む工事が必要になり、そうなると費用は大幅に上がります。

分電盤から新たに専用回路を設け、配線を通す場合は、更に費用が発生します。

一番安上がりな方法は「既存コンセントから壁を通さない露出配線で、コンセントボックスを露出形にして壁にねじ止め」です。

コンセントの移動はどんな業者に依頼?業者選びのポイント

コンセントの移動はどんな業者に依頼?業者選びのポイント

コンセントの移動、増設工事はプロに依頼する時に、どのような業者にお願いすればよいのかが、悩むところですよね?

町の電気屋さん、リフォーム専門店、便利屋さん等、選択肢があります。

まず重要なのが、電気工事の資格者がいるかどうかです。

残念なことに、無資格者が見よう見まねで工事しているようなケースがよくあります。

筆者(第2種電気工事士)も、実際にそのような業者さんが行った工事のやり直し作業をしたことがあります。

ケーブル端子の絶縁方法、ケーブルの芯線被覆の剥き方、コンセントボックスの取り付け方、全てデタラメでした。

非常に恐ろしい話ですが、いつ漏電事故で火事が起きてもおかしくない状態でした。(汗)

経験がある有資格者なら、このような工事は絶対に行いません!

必ず資格者がいるかどうかを調べましょう。

その上で、最低でも3社以上の相見積を取り、現地調査にも快く応じてくれて、どのような工事をするか、丁寧に説明してくれる業者を選びましょう。

  • 電気工事士の資格がある
  • 電気工事に関する実績が豊富
  • 3社相見積もりをとる
  • 現地調査に応じてくれる
  • 工事の内容と費用をわかりやすく説明してくれる

この5つのポイントを押さえて、業者選びをして下さいね。

コンセントの位置を変えて過ごしやすい生活空間を

今回は、コンセントの移動や増設について紹介しました。

コンセントの位置が変わるだけで、あなたのこだわりのお部屋が完成すると気持ちもウキウキしますよ。

また、増設によってたこ足配線をやめることで、安全な暮らしができます。

今回の記事が、あなたの快適な毎日のヒントになれば幸いです。

まとめ

  1. たこ足配線はとても危険!コンセントの位置で困った時は、移動または増設も検討しよう。
  2. コンセントの移動や増設は自分ではできない。少なくとも第2種電気工事士の資格が必須。
  3. コンセントの移動工事の費用相場は、1ヵ所辺り15,000円~。
  4. 依頼する業者は、ポイントをしっかりおさえて丁寧で良心的な業者を選ぼう。

コンセント増設・スイッチの修理業者を探す時は、ホットラインを使えば予約前に不安な事を無料で業者に質問ができ、もちろん作業予約することが可能です。
まずは、ご自身にあった安心な店舗を探してみてください。

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