自動ドアの修理|修正を依頼する前に自分でできる事や自動ドア修理の料金相場を紹介
自動ドアの修理を依頼する前に、自分でできる2つの事を試しましょう。それでダメなら正しい知識をもった業者に依頼しましょう。
自動ドアの種類
自動ドアの修理にあたり、種類や扉について少し理解しておきましょう。自動ドアは作動方式や、扉の違いによって大きく2種類に分けられます。
タッチ式
- 人間の腰ぐらいの高さに付いているボタンやプレートを押しすとドアが開く
- ボタンを押すタイプと、ドアへ手を近づけた時にドアが開く非接触のタイプがある
センサー式
- 物体が自動ドアに近づくと、自動的にドアが開くタイプ
- センサー部分から光線や電波を発し、物体を検知すると反射する
- 物体が自動ドアの近くに来たことを感知すると自動ドアの制御部へドアが開くように指示を出してドアを開ける
自動ドアの扉は、「引戸」と「回転ドア」があります。
引戸
- 扉が左右のどちらかへスライドし開閉されるタイプ
- 片引き(扉が1枚)、両引き(扉が2枚)のものが代表的です
- ビルやビルやマンションのエントランスなど、さまざまな場所で見かける
- 中には3連引き・4連引き等の大開口部に使われる自動ドアもある
- 開いている時にドアを壁などに収納できるため、狭い場所でも自動ドアを設置できるというメリットがある
回転ドア
- 円形になった自動ドアが3方向に区切られている
- 自動ドアが回転する動きに合わせて歩くことで建物内へ入れるタイプ
- 人の出入りできるが、外気を取り入れにくい。建物内の温度変化をおさえられる
- 病院や大型商業ビル等、空調管理の厳しい場所で活躍する
自動ドアの修理が必要な症状は?
お店や事務所の自動ドアは普段から何気なく使用していますが、使い続けると動作がおかしくなったりします。そのまま放置すると最悪の場合、開け閉めができなくなってしまいます。
完全に壊れてしまってからでは遅いので、次のような症状が出始めたら早めに修理しましょう。
通常よりも動きが遅い
いつもに比べて開閉速度が遅くなっている時はモーター部分の故障が考えられます。
異音がする
ドアの開閉時にガタガタと音がしたり、モーターの音が異常に大きくなったり、どのような音がするかにより修理する場所と費用が変わります。
ドアが開いたままで閉まらない
モーター部分の異常、ドア本体の異常、センサー部の異常なのか、調査が必要です。
時々誤作動する
人感センサーユニットの故障が疑われます。
電源を入れてもドアが動作しない
電源ユニットの異常かモーター部の異常、あるいはセンサー部分の異常が考えられます。
自動ドアを修理依頼する前にできる事
自動ドアの動きがおかしくなったら「業者に相談する!」が基本です。いくら安い業者に依頼しても、それなりに高額な修理費用や出張費がかかる可能性が高いです。そこで、まずは自分でできることを試してみましょう。
自動ドア引込部のレールのゴミ掃除
ドアの開閉時にガタガタと音がする時は、自動ドア引込部のレールにゴミがたまっていないか確認しましょう。ゴミがたまっていれば割り箸や、ブラシでごみを掻き出して掃除機で吸い取りましょう。
センサー部の汚れとスイッチの確認
人感センサーに反応しない場合は、ドアの上についているセンサー部の汚れを確認しましょう。センサー部分の汚れがひどいと赤外線や、電波を飛ばせなくなります。キレイに拭き掃除すだけで、反応するケースもあります。
また、自動ドアの引込部の上端部についているスイッチが切られているケースもよくあります。エントランスにオートロックが付いているマンションの自動ドアで、スイッチの場所を知っている引っ越し業者や工事業者が、大型家具や資材の運び込み時にいちいち呼び出さなくてもよいようにスイッチを切り自動ドアを常時開放します。
作業終了後に「スイッチをONにするのを忘れる」ことがよくあります。
自動ドアの修理の費用相場は?
自動ドアの修理を依頼すると、一体いくらかかるでしょうか?
メーカー系のサービスマンや、自動ドア修理専門を謳う業者、あるいはフリーランスの職人、それぞれ修理費用は大きく異なるので一概には言えませんが参考価格を紹介します。
あくまで参考価格ですので、修理を依頼する時は必ず見積もりを取って下さいね。
- 自動ドアの調整・・・10,000~20,000円
- 扉本体滑車(プーリー)の交換・・・30,000~50,000円
- 枠内部のベルト交換・・・30,000~50,000円
- センサーの交換・・・50,000~60,000円
- 鍵交換・・・40,000円~
- モーターの交換・・・100,000円~
- 自動ドア駆動部(エンジン装置)の全交換・・・200,000円~
- 自動ドアの全交換(ガラス、ドアサッシ含)・・・500,000円~
メーカー系の専門業者に依頼すると、これより高額になる可能性があります。
また、自動ドアの全交換となった場合は、建築系の工事が絡んでくることがあるので、別途費用がかかるものと思っておいた方が間違いないでしょう。
自動ドアの修理業者を選ぶポイント
自動ドアの修理をどこに依頼しようか悩みますよね?
自動ドアの修理は専門性が高く、それなりに高額な費用になります。正しい知識と技能、アフターメンテナンス、修理保証まで付いている業者が望ましいです。
メーカー系のメンテナンス業者
メーカー系のメンテナンス業者は、安心感は抜群でアフターメンテナンスや修理保証などもバッチリです。しかし、どうしても費用が高くなります。
ちょっとした調整だけでも、出張費とメンテナンス費で30,000円程度かかると覚悟しなければなりません。保守契約を契約することで、1回あたりの修理費をおさえられるので検討してみる価値はあります。
独立系のメンテナンス業者
個人経営の職人から、メンテナンス専門の法人を立ち上げている業者など様々です。修理費はメーカー系業者と比べると安く上がるケースが多いようですが、職人のスキルにばらつきがあります。
NPO法人全国自動ドア産業振興会が認定し付与している「保守メンテナンス管理者」という資格があり、この資格を持った人ならある程度安心できると思います。
業者を決めるポイント
自動ドアの修理は、どこの業者に依頼しても1回の修理で、80,000円は覚悟しなければならないと言われています。
安心して依頼できる業者を選ぶために、3つのポイントをおさえて業者を選びましょう。
- 最低でも3社以上の相見積を取る
- 低価格に飛びつかない
- 修理保証や定期メンテナンスについても親身に相談に乗ってくれる
まとめ
今回は自動ドアの修理を依頼する前にすることや、自動ドア修理の費用相場を紹介しました。自動ドアの調子が悪いと感じたら、まずは自分でゴミを取り除くなど試してみましょう。
全く動かなくなってしまったり、万が一何か事故が起こってからでは遅いため、修理が必要な場合は早急に業者に依頼して下さい。自動ドアの修理はそれなりに高額な費用になる可能性が高いため複数の業者から見積を取り、正式な金額を出してもらいましょう。
地元の自動ドアの修理業者を探す
出張訪問サービスの検索予約サイトすまいのホットラインでは、高い技術を持った自動ドアの修理の専門業者が多数出店しています。
予約前に無料で質問ができ、作業料金や利用者の口コミも公開されているので、あなたの悩みを解決するピッタリの専門家を見つけることができます。
すまいのホットラインは、引越し・不用品回収・ハウスクリーニングなど、
200種以上の出張訪問サービスを予約できる、日本最大級の検索予約サイトです。
- 「相場」がわかる
- 総額料金や実際に利用した人の口コミで選べる
- 「人柄」で選べる
- スタッフの技術力や雰囲気・こだわりで選べる
- 「何でも」頼める
- どうすればいいかわからないお困りごとも解決