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室内コンセント増設・電気スイッチの修理(交換)

電気自動車の充電設置工事は自分できません!EV車を購入したら充電設備を設置依頼しよう

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公共のEVステーションの整備が徐々に進み、電気自動車の充電に心配が少なくなり電気自動車を購入する人が増えました。今回は電気自動車の種類や、電気自動車の充電設備工事について紹介します。

電気自動車とは?

電気自動車とは?
電気自動車とは?

ここ数年、国内メーカーや海外メーカーからいろんな種類の電気自動車が発売されています。実用性重視の軽自動車やコンパクトカーが最初は中心でしたが、近年は欧米の高級車メーカーが電気自動車の開発に本格的に参入しました。

ドイツのスポーツカーメーカーが高級電気自動車を発売したり、米国の電気自動車専門メーカーがプレミアム路線の電気自動車を販売しています。電気自動車は大きく分けて4種類あります。

EV(100%電気で走る)

EVとは100%電動モーターで走ります。そのためエンジンはありません。化石燃料を燃やすエンジンがないため排気ガスはゼロで、地球環境に非常に優しい車です。

FCV(燃料電池車)

FCVとは液体水素と酸素の化学反応により発生した電気で、モーターを回して動力源とします。FCVもまた化石燃料を燃やすエンジンがないため排気ガスはゼロ、地球環境に非常に優しい車です。

HV(ハイブリッド)

HVとはガソリンや軽油等の燃料で動くエンジンと、電動のモーターを両方備えています。日本国内では一番普及しています。メーカーにより方式は異なりますが、低速時はモーターの力でエンジンを使わず、高速走行時はエンジンの力とモーターの力を合わせて走行します。

搭載される蓄電池はブレーキを踏むなどの減速時に生じる抵抗を電気エネルギーとして回収したり、エンジンを動かしている時に充電します。

PHEV(プラグインハイブリッド)

PHEVとは充電ステーションや家庭で専用のコンセントがあれば充電可能です。プラグインハイブリッド、電気自動車とハイブリッド車のいいとこどりです。

EVステーションに必要2つの設備

EVステーションに必要2つの設備
EVステーションに必要2つの設備

電気自動車やプラグインハイブリッド車の充電に必要な設備は、最低限以下の設備が必要になります。

専用の外部コンセント

外部コンセントや電気自動車のコネクターから電気を取り充電するには、専用の外部コンセントが必要になります。よく一般家庭の屋外にあるコンセントではダメです。

200Vの電源

電気自動車の充電には一般的な100Vの電源ではなく、200Vの電源が必要です。200Vの電源は、オール電化住宅や大きなルームエアコンがついている家であれば既に引き込まれています。そうでない場合は電力会社と自宅に200Vの電源を引き込む契約に変更して、200Vの専用回路を設けなければなりません。

電源の取り出しを「ケーブル付き普通充電器」にするか「200Vコンセント」にするか決める必要があります。予算がある場合は、ケーブル付き普通充電器の設置をオススメします。ケーブル付き普通充電器の費用は200Vコンセント設置の3倍以上します。

ケーブル付き普通充電器は家の壁にコンパクトにコードリールがついたもので、帰宅し駐車したらケーブルを伸ばしてソケットに差し込めます。

200Vコンセントの場合は、家側のコンセントと車のソケットにケーブルをつなぐ手間があります。また、使わない時はケーブルを車に積み込んだり、どこかに置いておかないといけないので場所が必要になります。

電気自動車の充電設置工事は自分できません

電気自動車の充電設置工事は自分できません
電気自動車の充電設置工事は自分できません

電気自動車を購入して「得意の日曜大工で充電設備を付けよう!」と思う人もいるかもしれません。残念ながら充電の設置工事は、日曜大工レベルでできるものではありません。充電の設置工事には「第二種電気工事士」の資格が必要になります。

また、自宅に100V電源しかきていない場合は、電力会社に200V契約に変更する手続きを取らなければいけません。ほとんどの家庭の電気引込は「単相3線」で、200Vへの変更手続き事態はそう難しいものではありませんが、まだ「単相2線式」で引き込まれている場合は、電源の引込そのものを単相3線に変更する作業が必要になります。これは電力会社に依頼するしかありません。

自宅の分電盤から屋外まで200V電源を取り出すには分電盤から屋外までの配線ルートを確保したり、漏電や電圧降下しないようにしたり、安全性の高い器具を選んだり、緻密に計算し工事する必要があります。ここまでくると見様見真似でというわけにはいきません。

電気自動車の充電設置工事を依頼するポイント

電気自動車の充電設置工事を依頼するポイント
電気自動車の充電設置工事を依頼するポイント

電気自動車の充電設置工事は業者に依頼するしかありませんが、どんな業者に依頼すればいいのか悩みます。リフォーム会社、町の電気屋、あるいはなんでもやってくれる便利屋など選択肢はありますが、注意しなければならないポイントがあります。

まず、資格があるかないかですが、中にはやり方がわかるからやってしまえと無資格で工事する業者がいます(無資格の便利屋にこのような方がよくいます)。電気自動車の充電設置工事には、第2種電気工事士の資格は最低限必要です。

下手すると火災や感電などの危険性がある電気に関わる工事ですので、資格取り立ての未経験者よりも工事実績が豊富な腕のいい業者に依頼しましょう。最近は比較サイトで電気工事屋を探せるようになりました。作業代金の安さだけではなく、安全性や工事実績のある業者を選びましょう。

電気自動車を購入する前にもう一度考えよう

電気自動車を購入する前にもう一度考えよう
電気自動車を購入する前にもう一度考えよう

地球環境にやさしく燃料代が大きくおさえられる電気自動車ですが、車両価格も高額です。生活環境や使用する状況を考えて購入しなければ、購入後に「しまった…」ということになりかねません。

自宅に充電工事ができなかったり、行動範囲の中にEVステーションが充実していない場合は電気自動車の購入を検討しましょう。

また、地方への遠出が多くEVステーションがない地域に頻繁に出かけたりする人には不向きです。僻地でバッテリー切れになってしまったら目も当てられません。昔よりも電気自動車の航続距離は大きく伸びていますが、メーカー公称値よりも実際に航続距離は短いケースが大変多いようです。公称300kmでも、実際は200kmも走らないケースはよくあるようです。長距離を走る人は、訪問先のEVステーションの有無を必ず確認しましょう。

ランニングコストをおさえるという目的であれば、技術の向上により排気ガスがクリーンになった最新のクリーンディーゼル車を選択するという方法もあります。燃料である軽油はガソリンより1リットル当たり20円程度安く、ディーゼルエンジンは低速トルクが部厚いのでそんなにアクセルを踏み込まなくてもすみ、その分エコドライブになります。自宅に充電設備を設置する必要もありません。

まとめ

今回は電気自動車の種類や、電気自動車の充電設備工事について紹介しました。電気自動車の充電設備工事は、必ず有資格者による工事が必要です。知識と経験がある業者を選ぶことが重要です。

また、電気自動車を買う前に本当に電気自動車でなければいけないのか、場合によっては他の選択肢も検討しましょう。

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電気工事士2種、一級塗装技能士 松浦 隆之介
監修者

電気工事士2種、一級塗装技能士

松浦 隆之介

元請け足場専門会社として誕生し、さまざまな施工現場で技術を取得しました。全工程を自社で一括施工できるように塗装工事を含む事業を展開中です。