お墓(墓石)掃除に必要な道具や手順!掃除に使う洗剤やキレイに保つコツも紹介
お墓を掃除する時はマナーや墓石を傷つけない配慮が必要です。今回はお墓が汚れる原因や、必要な掃除道具や掃除手順を紹介します。お墓掃除する時の注意点や、キレイに保つコツも合わせて紹介します。
お墓(墓石)が汚れる2つの原因
お墓(墓石)はずっと外にあるものなので汚れるのは当たり前です。そこで墓石が汚れる主な2つの原因を紹介します。
日々の汚れが原因
お墓(墓石)はほこりや花粉、苔、カビ、鳥のフンなどで汚れることが多いです。すぐに掃除すればキレイになりますが、なかなかお墓参りにいけないなど長期間放置するとシミの原因になります。
水がたまりやすい花筒や線香皿、繋ぎ目や細かい場所は特に汚れが蓄積しやすいです。汚れが付いてすぐであれば水洗いでキレイになります。近くに住んでいてお墓参りに行く余裕がある場合は、お墓をキレイに保つためにも定期的に掃除しましょう。
経年変化が原因
天然の石材で作られた墓石は経年変化します。酸性雨や排気ガス、潮風などによって墓石の色味が変わったりサビが出ます。墓石によってスピードは違いますが、基本的に全ての墓石は経年変化します。
ある程度の変化は仕方のないことです。経年変化は汚れではないのでキレイにすることは難しいです。それでも「墓石のツヤを復活させたい」「最初の頃の色味に戻したい」というのであれば専門業者に墓石の表面を磨き直すように依頼できます。
お墓を掃除するのに適した時期はいつ?
いつでもご先祖様に会いにいける場所に住んでいれば、こまめに掃除にすればいいですがなかなか難しいことです。年に数回を目安にしましょう。
- お彼岸
- お盆
- 故人の命日
- 正月
- 年忌法要
このようなお墓参りの時期くらいは、お墓を掃除しましょう。墓参りのタブー時間については下記の記事で詳しく紹介しています。
お墓掃除に「必要な道具」と「便利な道具」
お墓掃除は一般的な掃除道具を準備すれば大丈夫です。100円ショップやホームセンターなどで購入できます。
必要な道具
- タオルまたは雑巾
- バケツ
- 柄杓
- スポンジ
- ゴミ袋
タオルまたは雑巾は墓石の水拭きや、乾拭きする時に使います。スポンジはタオルや雑巾と同様、水拭きや乾拭きする時に使います。ゴミ袋はお墓掃除で出たゴミを持ち帰る時に使います。何枚か持っていくと安心です。
バケツと柄杓は借りられる場合もありますが、そうでない場合は持参する必要があります。水を入れて運ぶので、持ちやすいものを選ぶといいでしょう。
あると便利な道具
- 古歯ブラシ
- 鎌(カマ)または植木バサミ
- 柄付きスポンジ
- 軍手
- タワシ
古歯ブラシは繋ぎ目や細かい箇所を掃除するのに便利です。鎌(かま)や植木バサミは、墓石周りの雑草を取る時に便利です。柄付きスポンジは細長い花筒を掃除する時に使うと、奥の方の水垢もキレイになります。
軍手は雑草取りや植栽の手入れをする時にあるとケガの予防になります。タワシは頑固な汚れを取るのに使います。しかし、金属製のタワシはキズの原因になるので使わないようにしましょう。
これらの道具に加えて夏場であれば日焼け止めや帽子、虫よけスプレーなどがあるといいですね。
冬場であれば手が冷えすぎないように、ゴム手袋などを準備するのがオススメです。
お墓を掃除する基本的な手順
お墓掃除は適当に水で流して、こすり洗するだけとはいきません。そこでお墓掃除する基本的な流れを紹介します。
お墓掃除する手順
- お墓周りに落ちているゴミや生えている雑草を取る。植木がある場合は剪定バサミなどで葉を整える。
- スポンジや雑巾などを使って水洗いする。
- 汚れがひどい時は洗剤を使って掃除する。
- 花筒や線香皿は汚れがたまりやすいので取り外して洗う。
- ホコリや花粉などの汚れは水分に付着しやすいので、墓石についた水はしっかりと拭き取る。
スポンジや雑巾を使って墓石を水洗いする時は、上から下に向かって掃除するとスムーズに進められます。名前の凸凹した部分や隙間などは、古歯ブラシを使って汚れを取ると汚れを落としやすいです。
掃除したお墓をキレイに保つ3つのコツ
お墓をキレイに保つためには、3つのコツがあります。
こまめに掃除する
墓石に汚れが蓄積するとシミやサビの原因になります。雑草も伸び放題になると見た目がよくありません。お墓をキレイに保つにはこまめに掃除するのが一番です。
多忙や遠方により難しい場合は「墓参り代行サービス」を利用するという方法もあります。
墓石に合った洗剤を使う
墓石に合わない洗剤を使うと変色やシミの原因になります。墓石の掃除に家庭用掃除洗剤や、食器用洗剤を使わないようにしましょう。
ホームセンターなどで墓石用の洗剤が売っていますが、全ての墓石に合うわけではないので注意しましょう。目立たない部分で試してから使うことをオススメします。
汚れがひどい時は専門業者に依頼する
汚れがひどいと力いっぱいゴシゴシ掃除してしまいますが、墓石が傷付いて取り返しがつかなくなることがあります。自分では落とせない汚れは専門業者に依頼するのが賢明です。見積りを取って、安心して依頼できる業者に依頼するといいでしょう。
お墓掃除する時に気を付ける3つの注意点
お供え物は持ち帰る
お供え物を置いておくと、お墓が汚れる原因になります。衛生的にもよくないので、お供え物は持ち帰るようにしましょう。ビール缶はサビの原因になるので要注意です。
金属タワシや研磨剤入の洗剤は使用しない
お墓はとても傷付きやすいため金属タワシや研磨剤が入った洗剤は使わず、やわらかいスポンジや雑巾を使って掃除しましょう。お墓に傷ができるとサビやヒビの原因になります。
墓石の角や石に注意する
お墓の角は鋭利で、石が濡れると滑りやすくなるのでケガしないように気を付けながら掃除しましょう。お墓掃除は水をたくさん使うので、濡れてもいい服で行きましょう。夏場は水分補給をこまめにして熱中症にならないように注意しましょう。
まとめ
今回はお墓が汚れる原因や、お墓掃除に使う道具や掃除方法について紹介しました。自分で掃除しても汚れが取れなかったり、忙しくてなかなかお墓参りに行けない時は「墓参り代行」を利用するのもいいでしょう。
お墓参りのマナーや知識はもちろん、墓掃除の知識を持っているので自分では取れない汚れもキレイにしてもらえます。誤って墓石にキズを付けてしまう心配ものないので、安心して依頼できます。依頼する業者を決める時は、いくつのかの業者に絞って問い合わせてみましょう。
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