IHクッキングヒーターの交換や取り付け方法|IHクッキングヒーターの選び方や工事費用も解説
ガスコンロよりも使い勝手の良いIHクッキングヒーターは少し前までは火力が低いイメージがありましたが、最近のモデルなら火力的にも申し分ありません。そこで今回はIHクッキングヒーターのメリットや、IHクッキングヒーターの取り付けや交換方法を紹介します。
IHクッキングヒーターのメリットは?
IHクッキングヒーターの取り付けや、交換方法を紹介する前に、IHクッキングヒーターを使う5つのメリットを知っておきましょう。
火を使わないから子供やお年寄りも安心
火を使うガスコンロでは火事が心配ですが、IHクッキングヒーターは火ではなく電気を使用しているので火事の心配はありません。そのため、小さい子供やお年寄りがいる家庭でも安心して使えます。
また、切り忘れ安全防止機能もついているので安心です。
暑い夏でも料理を快適に作れる
ガスコンロでは火を使うので、夏場のキッチンは暑くなります。IHクッキングヒーターは、電気を使用しているので周囲の温度が上がりにくいのが特徴です。熱気がキッチンに上がりにくいため、長い時間キッチンにいても快適に調理ができます。
ガラス天板はお手入れが簡単
ガスコンロは凹凸が多く、お手入れが大変です。IHクッキングヒーターならガラスの天板になっているため、天板をサッと拭くだけで簡単にお手入れができます。家事の時間を短縮できるのは嬉しいですね。IHクッキングヒーターを掃除する方法については下記の記事で詳しく紹介しています。
換気扇や壁が汚れにくい
ガスコンロの場合は火を使うため油が飛び跳ねやすく、換気扇や壁などが汚れやすくなります。IHクッキングヒーターなら加熱したときに上昇気流が発生しづらく、揚げ物しても油が飛び散りにくいです。そのためガスコンロよりも換気扇や壁の汚れが少なく、キッチン全体の掃除が圧倒的に楽になります。
光熱費を節約できる
IHクッキングヒーターを使うとスピーディーに調理ができるので光熱費を削減できます。1ヵ月の光熱費がプロパンガスの場合は1,800円程度、都市ガスの場合は1,300円程度、IHクッキングヒーターの場合は1,000円程度です。IHクッキングヒーターを使う方が、光熱費はお得です。
IHクッキングヒーターの役立つ機能
IHクッキングヒーターの取り付けを検討している人は、料理する時に役立つ機能も知っておきたいですよね?主婦(主夫)さんに嬉しい3つの機能について紹介します。
焼き物が美味しく仕上がる
IHクッキングヒーターは、なべ底の温度を感知して温度を一定に保ちます。温度はカステラだと140℃、ハッシュドポテトは180℃、サーモンムニエルは200℃など調理する料理によって温度が変わります。ホットケーキも中までキレイに焼けるので、美味しく仕上がります。
煮込み料理など効率よく料理ができる
IHクッキングヒーターには、なべ底のこげつきを抑制する機能があり、煮物に合わせたかき混ぜ効果で美味しく作れます。ちょこちょこお鍋の様子を気にしなくていいので、煮込んでいる間にサラダを仕上げたりと効率よく料理ができるのも嬉しいですね。
焼き魚も手軽に調理できる
IHクッキングヒーターで焼き魚を作る時は、裏返しや水張り不要で簡単に美味しい焼き魚ができます。面倒なイメージの焼き魚が簡単にできると和食も楽しめますね。
IHクッキングヒーターの選び方
IHクッキングヒーターを購入する時は、どんな機能を優先するかはご家庭によって様々です。選び方のポイントを知っておくと、長時間迷わなくてすみますよ。
キッチンに合ったIHシステムキッチンを選ぶ
システムキッチンに埋め込むタイプの「ビルトイン型」と、コンロに置くだけで使える「据え置き型」の2種類あります。据え置き型はガスコンロだけをIHクッキングヒーターに交換したいという人にオススメです。
料理のスタイルや家族の人数に合わせて決める
IHクッキングヒーターは料理するスタイルや、家族の人数によって以下の3種類から選べます。
- IHクッキングヒーター・・・火を使わずに素早く調理できる
- オールメタル・・・すべての金属の調理器具で調理することが可能です
- ラジエントヒーター・・・IH非対応の調理器具で調理できる
天井、天板のサイズに合わせる
新しいIHクッキングヒーターを購入する前に、天井、天板のサイズを測ることが大切です。
- ワイドタイプ・・・大きな鍋やフライパンを使って調理したい方向け (75cmがおすすめ)
- コンパクトタイプ・・・調理台を広く使いたい方におすすめ
IHクッキングヒーターを取り付ける方法
冒頭で説明したとおり難しそうに思えるIHクッキングヒーターの取り付けや交換ですが、素人でもできます。
IHクッキングヒーターを外す方法
作業の前に購入したIHクッキングヒーターのサイズに誤りがないか、メジャーで測っておきましょう。IHクッキングヒーターを交換する場合は、設置しているIHクッキングヒーターの取り外しから始めます。
準備物
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
IHクッキングヒーター本体の外し方
- IHクッキングヒーターのブレーカーを落として、コンセントも抜く。
- 天板奥の排気カバーを外して、前にある調整ルーバーを取る。
- IHクッキングヒーターの手前と奥にある固定器具をドライバーを使ってを緩める。
- IHクッキングヒーターの縁にあるパッキンを切って外す。
- IHクッキングヒーター本体を持ちあげて外して完了。
無事に外せたら取り付け穴が現れるので、そこに新しいIHクッキングヒーターを取り付けます。重量があるので、1人での作業は難しいかもしれません。できれば2人で作業しましょう。
新しいIHクッキングヒーターを取り付ける方法
準備物
- 新しいIHクッキングヒーター
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
- ガムテープ
- メジャー
新しいIHクッキングヒーターを取り付ける手順
- 手前にある天板に傷がつかないように布を巻いて保護する。
- コンセントが引っかからないよう注意しながら、取り付け穴に新しいIHクッキングヒーターをはめ込む。
- 固定部分を部品で締めて、前面のパネルもねじで固定する。
- >コンセントを刺し、ブレーカーを元に戻す。
- 電源スイッチを入れて、試運転して問題がないか確認して完了。
IHクッキングヒーターの取り付けや交換は40~50分でできます。
ガスコンロからIHへ変更は工事が必要
ガスコンロからIHクッキングヒーターの取り付けや、交換する場合は電気工事が必要です。ただし、家庭のブレーカーが200V以下の場合は工事ができないので注意しましょう。
200Vあるか確認するには、分電盤を開けてアンペアブレーカーの導線が3本(赤、白、黒)あるか確認できれば大丈夫です。3本の導線と、IHクッキングヒーター用のブレーカーがあるか確認して、200V30Aと表記されていればIHクッキングヒーターの取り付けができます。
IHクッキングヒーターは安い物であれば 45,000円から、高いものであれば400,000円するものもあります。
先ほど紹介したとおり、購入の際はコンロに置くだけで使える据え置き型であれば取り付けが簡単です。電気工事費を含めた相場料金は、80,000円~300,000円程度でIHクッキングヒーターに交換できます。
インターネットから専門業者に無料で見積もりができるので、数社に見積もりをして条件や予算に合った業者に依頼しましょう。ビルトインコンロの交換については下記の記事で詳しく紹介しています。
まとめ
今回はIHクッキングヒーターのメリットや、IHクッキングヒーターの取り付けや交換方法を紹介しました。IHクッキングヒーターは火を使わずに調理ができるので安心、安全に使えるだけでなく、光熱費もお得になるのでオススメです。
お手入れも簡単で調理も手間をかけずにできるため、忙しい人こそIHクッキングヒーターで家事のストレスを減らせると嬉しいですね。
地元のIHクッキングヒーターの交換・取り付け業者を探す
出張訪問サービスの検索予約サイトすまいのホットラインでは、高い技術を持ったIHクッキングヒーターの交換・取り付けの専門業者が多数出店しています。
予約前に無料で質問ができ、作業料金や利用者の口コミも公開されているので、あなたの悩みを解決するピッタリの専門家を見つけることができます。
すまいのホットラインは、引越し・不用品回収・ハウスクリーニングなど、
200種以上の出張訪問サービスを予約できる、日本最大級の検索予約サイトです。
- 「相場」がわかる
- 総額料金や実際に利用した人の口コミで選べる
- 「人柄」で選べる
- スタッフの技術力や雰囲気・こだわりで選べる
- 「何でも」頼める
- どうすればいいかわからないお困りごとも解決