メラミンスポンジの使い方!メラミンスポンジが使える場所や使用する時の注意点
掃除に便利なメラミンスポンジですが、使える場所と使えない場所があります。そこで今回は正しいメラミンスポンジの使い方や、使える場所や使えない場所を紹介します。
メラミンスポンジとは?
メラミンスポンジは、メラミンフォームという材料からできています。非常に硬いメラミン樹脂が原料で、それを液状に発泡させることでスポンジのようにやわらかい形状にしています。メラミン樹脂フォーム、研磨スポンジという名で売られることもあります。
メラミンスポンジの1番の特徴は、洗剤を使わずに汚れを落せることです。メラミンスポンジが汚れを落とす原理は、スポンジに細かい網目のような空洞が無数にあることで頑固な汚れを削りながら剥がしとってくれます。同様の原理で汚れを落とすアイテムとして消しゴムや、たわしなどがあります。
メラミンスポンジはホームセンターやドラッグストア、100円ショップなど色々な場所で購入できます。大きいサイズのものや小さいサイズのもの、かわいい形などがありバリエーションに富んでいます。
スポンジという名前が入っていますが、メラミンスポンジの中身は研磨剤に近いといわれています。普通のスポンジとは違い少し硬めで、キメ細かい網目状の構造になっているのが特徴です。この硬さと細かい網目状の構造によって、メラミンスポンジはしつこい汚れを落とせます。
また、洗剤を使わずに汚れを落とせるので、環境にいいというのも1つの魅力です。
メラミンスポンジが落とせる4つの汚れ
水垢汚れ
キッチンやお風呂場についた水垢汚れには、メラミンスポンジが活躍します。ヌメヌメした水垢はもちろん、普通の洗剤やスポンジを使っても落ちない水垢もスッキリ落とせます。白いウロコ状の水垢汚れは意外に目立つので、こまめに掃除する習慣をつけるといいでしょう。
クエン酸で水垢を落とす方法については下記の記事で詳しく紹介しています。
油汚れ
掃除するのが難しいベトベトした油汚れも、メラミンスポンジでキレイになります。コンロや換気扇、オーブントースターなどについた油汚れに悩んでいる人はメラミンスポンジを使って掃除してみましょう。
魚焼きグリルについた頑固な焦げ付きにも、メラミンスポンジがオススメです。焦げ付きがひどい場合はつけ置きして汚れをゆるめておくと、より掃除しやすくなります。魚焼きグリルの掃除方法については下記の記事で詳しく紹介しています。
黄ばみ、黒ずみ汚れ、茶渋
食器やプラスチックについた黄ばみや黒ずみ、茶渋はメラミンスポンジでキレイに落とせます。軽くこするだけで汚れが落ちるので、ゴシゴシ力を入れて掃除する必要がありません。また、漂白剤のように漬けておく時間も必要ないので、忙しい方にもオススメです。
茶渋の落とし方については下記の記事で詳しく紹介しています。
土汚れ
玄関の土汚れはメラミンスポンジを使うのがオススメです。水をまいて掃除できない時も、メラミンスポンジに水を含ませてこすれば落とせます。
ただし、玄関の床が大理石の場合はメラミンスポンジが使えません。玄関でメラミンスポンジを使う場合は、事前に床の素材を確認してからにしましょう。
玄関タイル(床)の素材別に掃除する方法については下記の記事で詳しく紹介しています。
メラミンスポンジを使う3つの注意点
肌荒れに注意する
メラミンスポンジには研磨性があるので手に小さい傷が付いて、手荒れすることがあります。短い時間の使用ならば素手でも大丈夫ですが、長い時間の使用になると肌が荒れたり乾燥したりします。
肌が弱い方やアレルギー体質の人、手荒れが気になる人などはゴム手袋で手を保護して使いましょう。
熱湯消毒や漂白はしない
メラミンスポンジは熱湯に弱いので、100℃以上の熱湯をかけるのはやめましょう。衛生面が気になると熱湯所毒しやすいですが、メラミンスポンジの熱湯消毒はスポンジの寿命を短くする原因になってしまいます。
また、漂白もメラミンスポンジの機能を低下させるのでやめましょう。メラミンスポンジの汚れが気になった時は熱湯消毒や漂白ではなく、新しいものを使うようにしましょう。
削りカスはそのままにしない
メラミンスポンジを使うと削りカスのようなものが出ます。削りカスはとても小さく目立ちにくいですが、研磨性を持ったメラミンスポンジのかけらです。そのままにしておくと、その周辺を傷付けてしまうかもしれません。そのため削りカスが出た場合は水拭きや乾拭きしたり、水で流したりしっかり掃除しましょう。
メラミンスポンジが使える場所と使えない場所
メラミンスポンジが使える場所
- ステンレスなどの金属や陶器…使い続けると傷付きの原因になるので注意する
- 鏡、ガラス、タイル…コーティングや加工がされているものには使用しない
- 網戸…濡らしたメラミンスポンジで網戸をはさんで動かすと汚れが落ちる
メラミンスポンジが使えない場所
- コーティングされた場所
- 車のボディ
- 漆器
- 曇り止め加工された鏡
- プリントアイテム
- ツヤのある金属製品
- 肌や歯
海洋汚染につながるおそれがある
メラミンスポンジのカスは、マイクロプラスチックになる可能性のあるゴミです。マイクロプラスチックとは、下水を通じて河川に流出すると海を漂い続けます。マイクロプラスチックは自然分解できず、海洋生物や海の生態系に悪影響を及ぼすといわれています。
メラミンスポンジのサイズ
メラミンスポンジは大きさや形のバリエーションは豊富です。
- サイコロ状
- 大きい長方形
- 持ち手やフックが付いたもの
大きいメラミンスポンジは、シーンに合わせてカットするのがオススメです。メラミンスポンジをカットす時はハサミではなく包丁を使うと便利です。ハサミを使うと切り口が凸凹になりやすいですが、包丁でカットするとサクッと切れます。
メラミンスポンジの正しい使い方
より汚れを落としやすくするために、メラミンスポンジは正しく使いましょう。
メラミンスポンジは濡らしてから使う
ハサミやカッターなどで使いやすい大きさやかたちにカットして、メラミンスポンジを濡らしましょう。たっぷり水を含ませることがポイントで、濡らした後にギュッと絞りすぎるのはやめましょう。
色々な場所を掃除する時は、バケツや洗面器などに水をためて使うと便利です。
メラミンスポンジで優しくこする
汚れが気になる場所をこすりますが、力いっぱいにこすってしまうと傷付きの原因になるので軽くこするようにしましょう。頑固な汚れの場合は洗剤を使いましょう。しかし、塩素系の漂白剤や次亜塩素酸ナトリウムが入っている洗剤は使わないようにしましょう。洗剤を使う時は弱アルカリ性や重曹を使いましょう。
使った後は拭き掃除する
汚れを落としたら乾拭きで仕上げましょう。仕上げ拭きしないと水滴や汚れの跡が残ったり、水垢がついてしまったりします。最後に乾拭きすることで、よりキレイに仕上げられます。
まとめ
今回は正しいメラミンスポンジの使い方や、使える場所や使えない場所を紹介しました。メラミンスポンジは使用に向かない場所や物に使うと、本来の輝きや機能を失う可能性があるため注意しましょう。
メラミンスポンジは正しい使い方をすれば、水だけで簡単に汚れを落とせます。汚れが気になる時にすぐ使えるように、小さく切って各場所に常備しておくといいでしょう。メラミンスポンジで落とせない汚れや、汚れの範囲が多いなど掃除や片付けで困った時はハウスクリーニング業者に依頼するのも一つの方法です。
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