更新日:2018/12/07
 

《襖(ふすま)の修理をしたいあなたへ》プロが解説するふすま修理の方法

《襖(ふすま)の修理をしたいあなたへ》プロが解説するふすま修理の方法

ふすまの修理は、小さな穴・張替え・引手交換・骨組みなどさまざまです。実は、ほとんどが自分で修理できるので、DIYに自身がある方は挑戦してみて下さい。ただし、どうしても修理できないレベルの破損もあります。今回は、ふすまの修理についてプロが解説します。

ふすまに穴が開いてしまったり、建て付けが悪くなってしまってお困りではありませんか?

ふすまの修理は、大抵の場合は自分(DIY)で修理が可能です!

え~!DIYは苦手なんですけど…という方でも、ご安心下さい。

  • ほっとくん
    ほっとくん

    はじめまして。
    プロの技で、あなたを笑顔に!を本気で目指しているほっとクンと申します!
    今回はふすまの修理をどうしたらいいかわからない…と困っている人の助けになりたいと思っています!

今回は、そんなあなたでもやってみたくなる、ふすま修理方法をプロ(便利屋)が、わかりやすく紹介します。

また、どうしても自分では修理できないふすまの、判断基準や業者の利用方法についても解説します。

>>プロのふすま張替え業者一覧

ふすまの修理を簡単にする便利グッズ

ふすまの修理を簡単にする便利グッズ
  • こまるちゃん
    こまる

    僕がいたずらしたせいで、ふすまに穴があいてママが怒ってる…。ほっとくん、助けて!
    あとね、最近ふすまの開け閉めがしにくくて困ってるんだ!


  • ほっとくん

    あぁ~、こまるクンはどんないたずらをしたのかな~?
    小さな穴なら修理グッズで隠せるかも!
    敷居のすべりも簡単に直せるから、僕に任せてよ~♬

お子様やペットがふすまに突進したり、何か物をぶつけてしまい、ふすまに穴が開いたり破れてしまうことって、よくありますよね?

見るからに大きな穴が開き、中までボロボロになってしまったり、ふすまそのものが変形してしまうような破損であれば自分での修理は非常に困難になってしまいます。

しかし、ちょっとした破れや穴であれば、ご自身で簡単に修理することが可能です。ふすまの穴を補修するのに必要な道具と手順を紹介します。

1.自分でふすまを修理する方法

用意するもの
  • ハガキのような薄くてしっかりした紙
  • のり
  • ハサミ
  • キリなど先の尖ったもの

手順1. 紙を切る

ふすまにあいた穴に合わせて紙を切る。穴の大きさよりも、少し大きめに切ると穴からずれてしまっても安心なので、少し大きめに切る。

手順2. 穴に厚紙を差し込む

穴に厚紙を差し込む。はめ込む時に、厚紙にキリなど先の尖ったもので穴を開けておくと、厚紙を回転させて向きの調整がしやすくなる。

手順3. のりを塗る

あて紙にのりを塗り、破れた周辺の紙をあて紙に貼り付ける。タオルで優しく押さえてたり、なでてシワを取る。のりが乾いたら完了。

2.グッズを使ってふすまを修理する方法

中でもシールタイプの修理グッズは、穴の上にそのまま貼るだけなので、非常に簡単です。

元通りの美しい仕上がりレベルに戻すのは難しいですが、いういった便利なグッズを使って修理すれば、ぱっと見はわからないレベルまで修理できます。

可愛い形のシールを使えば、お部屋の雰囲気も変わって楽しいですね。

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ふすまを面貼り替える方法

ふすまを面貼り替える方法
  • こまるちゃん
    こまる

    実は…シールじゃ隠せないほどの穴を空けちゃったんだよね…(泣)


  • ほっとくん

    そっか~それじゃ、前面張替える方がいいね!
    ついでに引手も交換すると、気分が変わってママも喜ぶかもよ~♬
    キレイに仕上げる方法を教えるね♫

ふすま全体が汚れてしまっていたり、下の茶色い紙までビリビリに敗れてしまったり、引手の部分が壊れてしまった時は、ふすま全面を張替えたり、引手を交換する必要があります。

ちょっと手間はかかりますが、自分で張り替えることができますよ。

用意するもの
  • ふすま紙
  • 茶チリ紙
  • 引き手
  • 引き手用鋲抜き
  • クギ締め
  • 玄能
  • マスキングテープ
  • なでバケ
  • ローラー
  • 竹べら
  • カッティングメジャー(または地ベラ)
  • カッター
  • ハサミ
  • ふすま紙用のり

手順1. ふすま縁(ふすまの外枠)を外す

まずは左右の枠を外します。上から下に玄能で叩くとカンタンに外れます。
上下の枠は、枠と本体の間にバールや薄いヘラ等を差し込んで、玄能で叩くと隙間ができます。
あとは枠を引っ張るだけで簡単に外すことができます。

手順2.引手を外す

引手の上下に刺さっている細い鋲を、鋲抜きで外す。抜けにくいときは、鋲抜きのヘラ部分を引手とふすまの隙間に差し込み、浮かせてから抜くと抜きやすくなります。

手順3. 紙をすべて剥がす

ふすまに貼ってある紙をすべて剥がし、下地に貼ってある茶色い紙(茶チリ)もキレイに剥がします。
剥がし残しがないよう、キレイに剥がしましょう。

手順4. 茶チリを貼る

一般的に茶チリ6枚ふすま1枚分の下地をつくります。貼るときは、四角い茶チリの周囲4辺にのりをつけていきます(袋貼りというやり方)。
このとき、茶チリをふすまのサイズより5mm~10mm程度大きめに切るのがポイントです。枠からはみ出した茶チリは折り曲げても大丈夫です。
仕上げのふすま紙を貼るので、茶チリは大きな段差が付かない限り多少粗くても大丈夫です。

手順5.ふすま紙を貼る

ふすま紙を貼り付けるサイズ+上下左右10mmずつの大きさに切る。ふすま紙裏側の周囲20mm~30mmに濃いめののりを塗り、ふすま紙全体に薄いのりをまんべんなく刷毛で塗ります。
ふすま本体にふすま紙を貼り付け、ふすま本体の中央から外側へ向けて竹べらでシワにならないように押し付ける。
枠からはみ出したふすま紙はカッターで切り取る。この状態でのりが乾くまで数時間待つ。

手順6. ふすま縁を取り付ける

取り外したときと逆の手順で、まずは上下の枠をはめ玄能で軽く叩きます。次に、左右の外枠をはめ、玄能で軽く叩く。

手順7.引手を取り付ける

引手部分の凹みにカッターでふすま紙に切り込みを入れます。切り込みを入れた部分に引手をはめ、上下に鋲を打ち付けて完了。

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ふすまの骨組みの修理方法

ふすまの骨組みの修理方法
  • こまるちゃん
    こまる

    ちなみに、ふすまの骨組みも自分で修理できるの?


  • ほっとくん

    すすまの骨組みが変形していなければ、自分で修理できるよ~♫

ふすまの骨組みが壊れても、自分で修理できます。きちんと手順を踏めば、簡単にできます。

用意するもの
  • カナヅチ
  • 木工用ボンド
  • ふすま紙

手順1. ふすまの外枠を外す

ふすまの骨組みを直すためには、まず外枠を外す必要があります。縦縁の上の部分に布を当てて、カナヅチで下方向に叩いて外します。

手順2. 引手を外す

ふすまの引手を外します。引手が「のり」で付いているか、「釘」で付いているかによって外し方が違うので、どちらのタイプか確認してから外す。

手順3. ふすま紙を取り払う

ふすま紙を全て剥がします。なかなか剥がせない場合は、少し湿らせると剥がしやすくなる。

手順4. 骨組みを直す

骨組みが割れている時は、割れた部分にボンドをつけてクランプで挟み、しっかりとくっつくまでクランプで固定させる。
骨組みが裂けて折れている場合は、壊れた部分にボンドをつけてクランプで固定したり、木ネジでとめる。

手順5. ふすま紙を張り、引手と枠を戻す

最後に新しいふすま紙を張って、引手と枠を戻したら、これで骨組みの修理は完了。

ふすまの骨組みが壊れた時は、以上の方法直せます。
しかし、あまりにも破損がひどい場合は、業者に修理をお願いした方がいいでしょう。

自分で補修ができないふすま

自分で補修ができないふすま
  • こまるちゃん
    こまる

    自分でふすまの修理ができないのはどんな時なの??


  • ほっとくん

    大きく2つのケースが考えられるけど、どちらも「変形」してしまうと、自分での修理は難しくなるんだ…。

ふすまの穴や破れはDIYでもある程度修理が可能ですが、どうしても自分で修理が難しい場合があります。

具体的に、どんな時に自分では修理ができないのか紹介します。

1.ふすま縁自体が変形している

長年にわたって使用していると長期間湿気にさらされたり、お日様にさらされたりして、ふすま縁自体が変形してしまうことがあります。

変形すると、ふすま本体を自分で取り外すことすらできなくなってしまいます。このような場合は、無理に外そうとせず、プロにお願いしましょう。

2.敷居・鴨居の変形

ふすま本体の上下にあるガイド(ふすま上部は鴨居、ふすま下部は敷居といいます)が、同じく長年の使用により湿気やお日様の影響で変形してしまっている場合も、DIYでの修理は困難です。

  • ほっとくん
    ほっとくん

    DIYでの修理はまったく不可能ではないけど、やはり大工さんレベルの技が必要だよ。

ふすまの開け閉めがしづらい時

ふすまの開け閉めがしづらい時
  • こまるちゃん
    こまる

    穴を開けてしまったふすまは、キレイに直ったよ~♫
    でも、ふすまが開けずらいんだ…。


  • ほっとくん

    そうなんだね~僕が解決策を紹介するよ♫

1.ふすまの開け閉めがしづらい時

用意するもの
  • 敷居滑りテープ
  • ロウソク
  • スプレータイプの滑り材
敷居すべりテープ 敷居スベリ
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手順1. 敷居滑りテープ貼る

敷居滑りテープをレール部分に貼り付けるだけで、滑りがグンと良くなります。300円程度で購入できるのも嬉しいポイントです。

手順2. 敷居滑りテープがない場合

敷居滑りテープがない場合は、ロウソクを塗ったり、スプレータイプの滑り材を使うのがオススメです。

2.ふすまが滑りすぎる場合

用意するもの
  • ベビーパウダー

手順1. ベビーパウダーを塗る

ふすまが滑りすぎる場合は、ベビーパウダーを敷居に塗ると、ちょうどいい滑り具合になります。
一気に塗ってしまうと大変なので、滑り具合を確認しながら少しずつ塗る。

ふすまの滑りを改善する修理方法2つ紹介しましたが、この2つの方法を試してみても直らない場合は、敷居と鴨居の間が変形しているかもしれません。

その時は、引っかかる部分を紙やすりなどで削って調整するといいですよ。

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ふすまをメンテナンスする目安時期

ふすまをメンテナンスする目安時期
  • こまるちゃん
    こまる

    ふすまって、破れた時だけ修理したらいいの~?


  • ほっとくん

    ふすまを修理するのは、変色したり、汚れたりなど、ふすまは定期的にメンテナンスが必要なものだと思っていた方がいいよ!
    一般的なメンテナンス時期を紹介するね♫

毎日誰かしらが開け閉めし、長年使い続けるふすまは家の中でも相当使用頻度が高い場所です。

いくら細心の注意を払っていても、どうしても表紙の変色や破れは避けられませんよね。

ふすまの表紙貼り替えは、ご自宅の生活環境にもよりますが、約10年に1回行っている方が多いようです。

さらに、20年に1回下地の茶チリまで含めた全面貼り替えをオススメします。

また、木の性質上、長年経つとどうしても反りが出てきますので、敷居・鴨居の調整や修理も含めたメンテナンス計画を考えておきましょう。

ふすまの修理を業者に依頼

ふすまの修理を業者に依頼
  • こまるちゃん
    こまる

    自分でふすまの修理ができない人は、どうするの?


  • ほっとくん

    業者に依頼すると、キレイに仕上げてもらえるよ。失敗しない業者選びのポイントを、プロの目線で紹介するね。

ふすまの修理は、ふすま本体の変形や敷居、鴨居の変形以外は、基本的に自分でできます。

ですが、プロにお願いしてキレイに修理してほしいという方も結構いらっしゃいます。
苦手意識があったり、仕事や子育てで忙しい!など、理由はさまざまです。

時間もない中、自分で頑張ってはみたけど失敗して時間も費用も無駄にしてしまうくらいなら、最初からプロにお願いしたい!という気持ちもわかります。

そこで、プロに頼む際、どのような業者に依頼すればいいのポイントをお伝えします。

ふすまの修理を依頼できる業者

ふすまの修理は、下の業者に依頼できます。
実に幅広い業種の方が行っています。

  • 大工さん
  • 内装屋さん
  • 町の便利屋さん

正直、どこに頼んでも仕上がりに大きな差は出にくく、金額もそんなに大きな差が出にくいです。

しかし、信頼できる先かどうか見分けるためのポイントがあります。ここをしっかりおさえるのが重要です。

信頼できる業者を選ぶポイント

重要なポイントは、身だしなみ・作業車がキレイな状態かどうかです。

作業自体は非常に簡単ですが、汚い手でふすまを触り、荷台が汚い状態の車でふすまを運べば、せっかくキレイに修理したふすまに汚れが付いてしまいます。

信頼できるプロのふすま修理は、下のことを考えて作業します。

  • キレイに手を洗ってから作業をする
  • 仕上がったふすまを運ぶ際、荷台にキレイな毛布や養生材を敷く
  • 修理したふすまをキレイな状態であなたのご自宅まで運んでくれる

これができてこそ、プロに依頼した意味がある。というものですよね。

ちなみに、筆者も仕事柄ふすまの修理をよくお請けしています。
ふすまをお預かりし、仕上げてからお戻しするときは、常にワゴン車の荷台に洗濯済の毛布を敷き詰め、全体を覆ってから運ぶように気を配っています。

引っ越し屋さんが良く使う、腹巻みたいな形をした養生用の「ハイパット」に包むこともよくあります。
業者に依頼するとなると、どうしても少しでも費用が安い業者を優先したい気持ちもでてきますよね。

しかし、価格だけに捕らわれず、丁寧に仕事をしてくれる業者を選ぶことが大切です。

ホームページでどんな業者なのか調べたり、電話やメールなどで問い合わせをした際の対応の迅速、丁寧さなどからある程度予測できます。

作業の際の身だしなみや作業者について事前に質問しても、嫌がらずに丁寧に答えてくれる業者を選んで下さいね。

まとめ

今回はふすまの修理について、紹介しました。

  • ふすまの修理を簡単にする便利グッズ
  • ふすまを面貼り替える方法
  • ふすまの骨組みの修理方法
  • 自分で補修ができないふすま
  • ふすまの開け閉めがしづらい時
  • ふすまをメンテナンスする目安時期
  • ふすまの修理を業者に依頼
  • まとめ

小さな穴や滑りの修理は、市販のグッズで簡単に修理できます。
基本的には、ふすまは定期的に表紙の貼り替えが必要であると考えておくといいですね。

張替えも紹介した方法でご自身でできますが、自信がない場合や時間がない時は、業者に依頼しましょう。

面倒でも3社くらいは業者を調べて、作業方法や価格など、ご自身が納得できる業者に依頼すると失敗がないですよ。

今回の記事が、皆さまの快適な暮らしに役立てば幸いです。

ふすま張り替え業者を探す時は、ほっとラインを使えば予約前に不安な事を無料で業者に質問ができ、もちろん作業予約することが可能です。
まずは、ご自身にあった安心な店舗を探してみてください。

※この記事に含まれる情報はお客様の責任でご利用ください

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