ふすま張替え
更新日:2019/10/16

《襖(ふすま)の修理をしたいあなたへ》プロが解説するふすま修理の方法

《襖(ふすま)の修理をしたいあなたへ》プロが解説するふすま修理の方法

ふすまの修理は、小さな穴・張替え・引手交換・骨組みなどさまざまです。実は、ほとんどが自分でできるので、DIYに自身がある方は挑戦してみて下さい。ただし、どうしてもできないレベルの破損もあります。今回は、ふすまを修理する方法について紹介します。

ふすまに穴が開いてしまったり、建て付けが悪くなってしまってお困りではありませんか?

ふすまの修理は、大抵の場合は自分(DIY)で修理が可能です。
「え~!DIYは苦手なんですけど…」という方でもご安心下さい。

今回は、やってみたくなるふすまの修理方法や、ふすまのメンテナス方法について紹介します。

また、どうしても自分では修理できないふすまの、判断基準や業者の利用方法についても解説します。

>>プロのふすま張替え業者の一覧

自分でふすまを修理する方法を知っておこう!

自分でふすまを修理する方法を知っておこう!
  • こまるちゃん
    こまる

    僕がいたずらしたせいで、ふすまに穴があいてママが怒ってる…(泣)
    モップ、助けて!


  • モップ

    あぁ~、こまるクンはどんないたずらをしたのかな~?
    小さな穴なら修理グッズで隠せるかも!

お子様やペットがふすまに突進したり、何か物をぶつけてしまい、ふすまに穴が開いたり破れてしまうことってよくありますよね?

見るからに大きな穴が開き、中までボロボロになってしまったり、ふすまそのものが変形してしまうような破損であれば自分での修理は非常に困難です。

しかし、ちょっとした破れや穴であれば、自分で簡単に修理することが可能です。
ふすまの穴を補修するのに必要な道具と手順を紹介します。

自分でふすまを修理する方法を知ろう!

用意するもの

必須
ハガキのような薄くてしっかりした紙
のり
ハサミ
キリなど先の尖ったもの
1

ガキのような薄くてしっかりした紙を切る

ガキのような薄くてしっかりした紙を、ふすまにあいた穴に合わせて紙を切る。穴の大きさよりも少し大きめに切ると、穴からずれてしまっても安心なので少し大きめに切る。

2

切った紙をふすまの穴に差し込む

切った紙をふすまの穴に差し込む。ふすまにはめ込む時に、紙にキリなど先の尖ったもので穴を開けておくと、厚紙を回転させて向きの調整がしやすくなります。

3

のりを塗って貼り付ける

紙にのりを塗り破れた周辺の紙をあて紙に貼り付ける。タオルで優しく押さえてたり、なでてシワを取る。のりが乾いたら完了。

グッズを使ってふすまを修理する方法を知ろう!

中でもシールタイプの修理グッズは、穴の上にそのまま貼るだけなので、非常に簡単です。

元通りの美しい仕上がりレベルに戻すのは難しいですが、いういった便利なグッズを使って修理すれば、ぱっと見はわからないレベルまで修理できます。

可愛い形のシールを使えば、お部屋の雰囲気も変わって楽しいですね。

自分でふすまを全面貼り替える方法を知っておこう!

自分でふすまを全面貼り替える方法を知っておこう!
  • こまるちゃん
    こまる

    実は…シールじゃ隠せないほどの穴を空けちゃったんだよね…(泣)


  • モップ

    そっか~それじゃ、ふすま前面張替える方がいいね!

ふすま全体が汚れてしまっていたり、下の茶色い紙までビリビリに敗れてしまったり、引手の部分が壊れてしまった時は、ふすま全面を張替えたり、引手を交換する必要があります。

ちょっと手間はかかりますが、自分で張り替えられますよ。

用意するもの

必須
ふすま紙
茶チリ紙
引き手
引き手用鋲抜き
クギ締め
玄能
マスキングテープ
なでバケ
ローラー
竹べら
カッティングメジャー(または地ベラ)
カッター
ハサミ
ふすま紙用のり
1

ふすま縁(ふすまの外枠)を外す

まずは左右の枠を外します。上から下に玄能で叩くとカンタンに外れます。上下の枠は、枠と本体の間にバールや薄いヘラ等を差し込んで、玄能で叩くと隙間ができます。あとは枠を引っ張るだけで簡単に外せます。

2

引手の上下に刺さっている細い鋲を抜く

引手の上下に刺さっている細い鋲を、鋲抜きで外す。抜けにくいときは、鋲抜きのヘラ部分を引手とふすまの隙間に差し込み、浮かせてから抜くと抜きやすくなります。

3

ふすまの紙をすべて剥がす

ふすまに貼ってある紙をすべて剥がし、下地に貼ってある茶色い紙(茶チリ)もキレイに剥がします。剥がし残しがないよう、キレイに剥がしましょう。

4

ふすまに茶チリを貼る(袋貼りというやり方)

一般的に茶チリ6枚でふすま1枚分の下地をつくります。貼るときは四角い茶チリの周囲4辺にのりをつけていきます(袋貼りというやり方)。このとき、茶チリをふすまのサイズより5mm~10mm程度大きめに切るのがポイントです。枠からはみ出した茶チリは折り曲げても大丈夫です。

仕上げのふすま紙を貼るので、茶チリは大きな段差が付かない限り多少粗くても大丈夫です。

5

新しいふすま紙を貼る

ふすま紙を貼り付けるサイズ+上下左右10mmずつの大きさに切る。ふすま紙裏側の周囲20mm~30mmに濃いめののりを塗り、ふすま紙全体に薄いのりをまんべんなく刷毛で塗ります。

ふすま本体にふすま紙を貼り付け、ふすま本体の中央から外側へ向けて竹べらでシワにならないように押し付ける。枠からはみ出したふすま紙はカッターで切り取る。この状態でのりが乾くまで数時間待つ。

6

取り外したふすま縁を取り付ける

取り外したときと逆の手順で、まずは上下の枠をはめ玄能で軽く叩きます。次に左右の外枠をはめ、玄能で軽く叩く。

7

外した引手を取り付ける

引手部分の凹みにカッターでふすま紙に切り込みを入れます。切り込みを入れた部分に引手をはめ、上下に鋲を打ち付けて完了。

自分でふすまの骨組みを修理する方法を知っておこう!

自分でふすまの骨組みを修理する方法を知っておこう!

ふすまの骨組みが壊れても、自分で修理できます。
きちんと手順を踏めば簡単にできますよ。

用意するもの

必須
カナヅチ
木工用ボンド
ふすま紙
1

カナヅチを使ってふすまの外枠を外す

ふすまの骨組みを直すためには、まず外枠を外す必要があります。縦縁の上の部分に布を当てて、カナヅチで下方向に叩いて外します。

2

引手の上下に刺さっている細い鋲を抜く

引手の上下に刺さっている細い鋲を、鋲抜きで外す。抜けにくいときは、鋲抜きのヘラ部分を引手とふすまの隙間に差し込み、浮かせてから抜くと抜きやすくなります。

3

ふすまの紙をすべて剥がす

ふすまに貼ってある紙をすべて剥がし、下地に貼ってある茶色い紙(茶チリ)もキレイに剥がします。剥がし残しがないよう、キレイに剥がしましょう。

4

ふすまの骨組みを直す

骨組みが割れている時は、割れた部分にボンドをつけてクランプで挟みしっかりとくっつくまでクランプで固定させる。骨組みが裂けて折れている場合は、壊れた部分にボンドをつけてクランプで固定したり、木ネジでとめる。

5

ふすま紙を張り引手と枠を戻す

最後に新しいふすま紙を張って引手と枠を戻したら、これで骨組みの修理は完了。

ふすまの骨組みが壊れた時は、以上の方法直せます。

しかし、あまりにも破損がひどい場合は、業者に修理を依頼した方がいいでしょう。

自分で補修ができないのはどんなふすま(襖)なの?

自分で補修ができないのはどんなふすま(襖)なの?

ふすまの穴や破れはDIYでもある程度修理が可能ですが、どうしても自分で修理が難しい場合があります。

具体的にどんな時に自分では修理ができないのか紹介します。

ふすま縁自体が変形しているなら自分で修理できない!

長年にわたって使用していると長期間湿気にさらされたり、お日様にさらされたりして、ふすま縁自体が変形してしまうことがあります。

変形すると、ふすま本体を自分で取り外すことすらできなくなってしまいます。
このような場合は、無理に外そうとせずプロに依頼しましょう。

敷居・鴨居が変形しているなら自分で修理できない!

ふすま本体の上下にあるガイド(ふすま上部は鴨居、ふすま下部は敷居といいます)が、同じく長年の使用により湿気やお日様の影響で変形してしまっている場合も、DIYでの修理は困難です。

自分でふすまの開け閉めがしづらい時の修理方法を知ろう!

自分でふすまの開け閉めがしづらい時の修理方法を知ろう!
  • こまるちゃん
    こまる

    穴を開けてしまったふすまは、キレイに直ったよ~♪
    でも、ふすまが開けずらいんだ…。


  • モップ

    そうなんだね~僕が解決策を紹介するよ~♫

ふすまの開け閉めがしづらい時の修理方法知ろう!

用意するもの

必須
敷居滑りテープ
ロウソク
スプレータイプの滑り材
1

敷居にテープを貼る

敷居滑りテープをレール部分に貼り付けるだけで、滑りがグンとよくなります。300円程度で購入できるのも嬉しいポイントです。

2

敷居滑りテープがない時はロウソクを塗ろう

敷居滑りテープがない場合は、ロウソクを塗ったり、スプレータイプの滑り材を使うのがオススメです。

ふすまが滑りすぎる時の修理方法を知ろう!

用意するもの

必須
ベビーパウダー
1

敷居にベビーパウダーを塗る

ふすまが滑りすぎる場合は、ベビーパウダーを敷居に塗るとちょうどいい滑り具合になります。一気に塗ってしまうと大変なので、滑り具合を確認しながら少しずつ塗りましょう。

ふすまの滑りを改善する修理方法を2つ紹介しましたが、この2つ方法を試してみても直らない場合は、敷居と鴨居の間が変形しているかもしれません。

その時は引っかかる部分を紙やすりなどで削って調整するといいですよ。

ふすまをメンテナンスする目安の時期は10年に1回

ふすまをメンテナンスする目安の時期は10年に1回
  • こまるちゃん
    こまる

    ふすまって、破れた時だけ修理したらいいの~?


  • モップ

    ふすまを修理するのは、変色したり、汚れたりなど、ふすまは定期的にメンテナンスが必要なものだと思っていた方がいいよ~♬

毎日誰かしらが開け閉めし、長年使い続けるふすまは家の中でも相当使用頻度が高い場所です。

いくら細心の注意を払っていても、どうしても表紙の変色や破れは避けられませんよね。

ふすまの表紙貼り替えは自宅の生活環境にもよりますが、約10年に1回している人が多いようです。

さらに、20年に1回下地の茶チリまで含めた全面貼り替えをオススメします。

また、木の性質上、長年経つとどうしても反りが出てきますので、敷居や鴨居の調整や修理も含めたメンテナンス計画を考えておきましょう。

ふすまの修理を業者に依頼する時のポイントを知ろう!

ふすまの修理を業者に依頼する時のポイントを知ろう!

ふすまの修理はふすま本体の変形や、敷居、鴨居の変形以外は、基本的に自分でできます。

ですが、プロにお願いしてキレイに修理してほしいという人も多いです。
苦手意識があったり、仕事や子育てで忙しいなど、理由はさまざまです。

時間もない中、自分で頑張ってはみたけど失敗して時間も費用も無駄にしてしまうくらいなら、「最初からプロにお願いしたい!」という気持ちもわかります。

そこでプロに依頼する時に、どのような業者に依頼すればいいのポイントを紹介します。

ふすまの修理を依頼できる業者

ふすまの修理は、下の業者に依頼できます。
実に幅広い業種がしています。

  • 大工さん
  • 内装屋さん
  • 町の便利屋さん

正直、どこに頼んでも仕上がりに大きな差は出にくく、金額もそんなに大きな差が出にくいです。

しかし、信頼できる先かどうか見分けるためのポイントがあります。
ここをしっかりおさえるのが重要です。

信頼できる業者を見極めるポイント

重要なポイントは身だしなみや、作業車がキレイな状態かどうかです。

作業自体は非常に簡単ですが、汚い手でふすまを触り、荷台が汚い状態の車でふすまを運べば、せっかくキレイに修理したふすまに汚れが付いてしまいます。

信頼できるプロのふすま修理は、下のことを考えて作業します。

  • キレイに手を洗ってから作業をする
  • 仕上がったふすまを運ぶ際、荷台にキレイな毛布や養生材を敷く
  • 修理したふすまをキレイな状態であなたのご自宅まで運んでくれる

これができてこそ、「プロに依頼した意味がある」というものですよね。

ちなみに、筆者は便利屋の仕事柄ふすまの修理をよくお請けしています。
ふすまをお預かりし、仕上げてからお戻しするときは、常にワゴン車の荷台に洗濯済の毛布を敷き詰め、全体を覆ってから運ぶように気を配っています。

引っ越し屋さんがよく使う、腹巻みたいな形をした養生用の「ハイパット」に包むこともよくあります。

業者に依頼するとなると、どうしても少しでも費用が安い業者を優先したい気持ちもでてきますよね。

しかし、価格だけに捕らわれず、丁寧に仕事をしてくれる業者を選ぶことが大切です。

ホームページでどんな業者なのか調べたり、電話やメールなどで問い合わせをした際の対応の迅速、丁寧さなどからある程度予測できます。

作業の際の身だしなみや作業者について事前に質問しても、嫌がらずに丁寧に答えてくれる業者を選んで下さいね。

ふすまの修理が自分でできないならプロの業者に!

今回は、やってみたくなるふすまの修理方法や、ふすまのメンテナス方法について紹介しました。

小さな穴や滑りの修理は、市販のグッズで簡単に修理できます。
基本的には、ふすまは定期的に表紙の貼り替えが必要であると考えておくといいですね。

張替えも紹介した方法でご自身でできますが、自信がない場合や時間がない時は、業者に依頼しましょう。

面倒でも3社くらいは業者を調べて、作業方法や価格など、ご自身が納得できる業者に依頼すると失敗がないですよ。

今回の記事が、皆さまの快適な暮らしに役立てば幸いです。

ふすま張替え業者を探す時は、ホットラインを使えば予約前に不安な事を無料で業者に質問ができ、もちろん作業予約することが可能です。
まずは、ご自身にあった安心な店舗を探してみてください。

ふすま張替えをプロに依頼するなら

ふすま張替えを専門家に相談しようと思っても、各社から資料請求する必要があったり、見積をもらって料金比較したりと、面倒ですよね…。すまいのほっとラインなら、簡単にふすま張替えの業者を探すことができます。

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