畳にカーペット(絨毯)を敷いても大丈夫?畳用のカーペットの選び方
和室をガラッとイメチェンしたい時や、小さいお子さんがいて防音効果を上げたい時に畳にカーペットを敷きたいと思いますよね。そこで今回は畳にカーペット(絨毯)を敷くのがよくない理由や、畳用カーペット(絨毯)の選び方を紹介します。
畳にカーペット(絨毯)がダメな理由は?
和室のある家庭には馴染みのある畳ですが、部屋によっては畳にカーペットや絨毯など敷物を敷いておしゃれにできます。しかし、畳の上にカーペットなどをかぶせてしまうと湿気がたまり空気の放出や、湿度調節ができなくなってしまいす。
その結果ダニやノミ、カビの温床となり畳自体も長持ちしません。特にカビやハウスダストは長引いてしまうと、アレルギーや喘息を引き起こす恐れがあります。
カビやハウスダストが起こりやすい条件
- 温度・・・20~30度
- 湿度・・・65~90%
- 栄養・・・ゴミや髪の毛がたまっている環境
カビやハウスダストが起こりやすい条件は3つですが、夏場だと気温が高く湿気も多いので条件を2つ当てはまりやすくなります。冷房や除湿器を使って対策しましょう。畳に生えたカビの落とし方や予防方法については下記の記事で詳しく紹介しています。
畳には3つの効果がある
古くから親しまれている畳ですが、畳はい草という植物からできています。い草の断面はスポンジ状で空気をたくさん含んでおり3つの効果があります。
空気をキレイにする
畳は呼吸していると言われてますが、あながち嘘ではありません。二酸化炭素や有害な化学物質を取り入れ浄化し、空気をキレイにする効果があります。
保温、断熱、湿度調節の効果がある
畳は湿度を吸収、放出し温度調整できます。一度温めると熱も逃しにくく、日本特有の高温多湿な夏はもちろん低温乾燥な冬でも活用します。
安全性とリラックス効果がある
スポンジのような穴が多数あることで音や衝撃を吸収し、子供がドタバタ走っても音があまりせず転んでもケガしにくいです。い草の香りを好む人多いためアロマテラピーの効果もあるのでリラックスできます。
畳にカーペット(絨毯)を敷くならこまめに掃除が必要
畳にカーペット(絨毯)を敷くと湿度調節や、空気の浄化機能を遮断させてしまいます。どうしてもカーペット(絨毯)を敷きたい場合は、掃除や換気が大切です。畳の簡単な掃除方法を紹介します。
準備物
- 掃除機
畳を簡単に掃除する手順
- よほど汚れてない限りは、畳の目に沿って掃除機をやさしくかけてゴミやダニを吸い取る。
- 扇風機で風を送ったり、窓を開けたりして風を送って換気する。
- もしダニを見つけたら奥に潜んでいる可能性があるので燻製剤をまいたり、100度のスチームアイロンを濡れたタオルの上から当てたりして熱で退治しましょう。その後、掃除機で死骸を吸い込んで完了。
畳を正しく掃除する方法については下記の記事で詳しく紹介しています。
新しいい草は水分が豊富に含んでおり、青々としています。この状態では畳の中の湿気が抜けきってないので、敷物を敷かないようにしましょう。特に湿気の多い時期は部屋も湿っており、カビが生えやすい状況です。そこに通気性の悪い敷物で覆ってしまうとカビやダニが繫殖する恐れがあります。
畳の青みが抜けて黄色がかってきたら水分も程よく抜けているので、カーペット(絨毯)を敷いても大丈夫です。
畳にカーペット(絨毯)を敷く前に掃除する3つのポイント
特にカーペット(絨毯)を敷く場合は、回数を増やして念入りに掃除する必要があります。カーペットはよほどの汚れがない限りは、掃除機をかけるだけで大丈夫ですが、畳は繊細な素材でできているので、掃除する手段によって気を付けなければならないポイントがあります。
基本掃除は乾拭き
雑巾で掃除する時は、水拭きではなく乾拭きで掃除しましょう。い草の断面はスポンジのよになっていますが、水分を吸収する機能は持ち合わせてないため、乾拭きで掃除しましょう。
掃除機はゆっくりかける
掃除機をかける時は畳の目に沿ってヘリまでゆっくり、やさしくかけるとヘリが擦り切れることなく目に詰まった汚れがを吸い取りやすくなります。
畳は天日干しする
季節の変わり目に畳を天日干ししましょう。天日干しをするだけでカビや害虫を予防になります。畳が日焼けで変色しないように畳表をブロックや壁などで立てかけて、裏に日光を当てましょう。
畳にカーペットを敷きたいなら畳用カーペットを選ぼう
通気性がっ悪くなり、湿気が溜まりやすくなりカビなどが繁殖しやすくなるので、カーペット(絨毯)を敷く事はオススメしていませんでしたが、近年では畳用の敷物が販売されています。
通気性はもちろん様々な機能が備えているので、部屋の広さや機能で選べます。
物によっては滑りやすくなっているので、滑り止めを使った方が安全に使用できます。滑り止めは全面に敷くと通気性が悪くなるので、角や辺など部分的につけましょう。粘着性のない取り外しや、移動ができる滑り止めシートがオススメです。
フリーカットできる敷物もあり、はさみで自由に切れます。端がほつれることなくサイズや形を変えられます。
抗菌や防臭、吸音など様々な加工がされているのはカーペットだけでなく、畳自体にも防虫対策された商品があります。カーペット、ラグ、絨毯以外にも上敷きや花ござがありますが、この2つは本来汚れや色あせを防ぐものとして使われてました。
まとめ
今回は畳にカーペット(絨毯)を敷くのがよくない理由や、畳用カーペット(絨毯)の選び方を紹介しました。和室にしか適用できなかった畳も、今では畳用の敷物もあるので洋風にも適用できるようになり機能も増えて選択肢が多くなりました。
同時にお手入れをする手間も増えてしまいますが、特別な方法を用いるわけではないので慣れてしまえばどうってことありません。畳やカーペットで悩んでいたことも解決できるかもしれません。
本当に畳に敷きたいのかをよく考えた上で、快適な空間を目指して理想的な部屋作りをしてみませんか?
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