羽毛布団を自宅やコインランドリーで洗濯する方法をまとめて紹介
羽毛布団を清潔に長持ちさせるためには正しい洗濯方法や、干し方が大切です。そこで今回は羽毛布団の洗濯頻度や洗濯方法を紹介します。
羽毛布団を洗濯する頻度と洗濯方法は?
羽毛布団を洗濯する頻度
厚生労働省は「旅館業における衛生等管理要領」において、ホテル、旅館業者に対し「布団、枕は6ヶ月に1回以上、汚れを除去するために丸洗いすることが望ましい」としています。
一般家庭とは環境が異なるので、これを目安にするとちょっと多いという感じる人が多いです。毎日忙しいのに「そんなに頻繁に洗濯できない!」というのが正直な感想ですよね。
布団メーカーでは、目立つ汚れがないようなら「羽毛布団を丸洗いする必要はない」としている会社もあります。使用頻度や使う人によって布団の状態も異なり「汚れの気になる、ならない」も人それぞれです。羽毛布団の洗濯頻度は「これが正解!」というのは明確にはありません。しかし、羽毛布団は洗い過ぎても、洗わな過ぎてもよくありません。半年~年に1度を目安に洗濯することをオススメします。
羽毛布団を洗濯する4つの方法
羽毛布団の洗濯方法は、4つあります。
それぞれの具体的な方法、メリットやデメリットを紹介しますので、自分にあった方法がどれか検討してみて下さい。
その前に羽毛布団には洗えるものと洗えないものがあります。まずは、羽毛布団が洗えるかどうか確認しましょう。
羽毛布団が洗濯できるか確認する方法
お手持ちの羽毛布団が洗濯できるか、できないか確認する項目は「洗濯表示」「布団の形」「布の素材」の3つです。
洗濯表示を確認する
羽毛布団の洗濯表示が「手洗い」または「洗濯機の使用可」のマークがあれば水洗いができます。水洗いができればコインランドリーで洗濯も可能です。
形を確認する
布団がキルティング加工されており、布団の裏表が縫い合わさっている形であれば洗濯できます。キルティング加工されていない羽毛布団は洗濯中に羽毛が寄ってしまうため、洗濯には向いていません。
布の素材を確認する
羽毛布団の洗濯表示が手洗いや、洗濯機の使用がOKと表示されていれば布の素材はあまり気にしなくても大丈夫です。羽毛布団にシルクやウールが使われている場合は、洗濯できないので注意しましょう。
洗濯機で羽毛布団を洗濯する方法
洗濯機の容量が8㎏以上ある洗濯機は、シングルサイズの羽毛布団が洗濯できます。
準備物
- 羽毛布団が入る大きさのネット
- おしゃれ着用中性洗剤
洗濯機で羽毛布団を洗濯する手順
- 自宅の洗濯機で羽毛布団が洗えるか洗濯表示を確認する。
- 羽毛布団に汚れがある場合は洗濯機で洗う前に落としておく。
- 洗濯する時に生地の傷みを防ぐため、羽毛布団を折りたたんでからネットに入れる。
- 洗濯機におしゃれ着用洗剤を入れる。
- 洗濯機の機能に「布団洗いコース」があれば選択して洗濯する。
- 脱水後の羽毛布団の四角を持って上下に振り、羽毛が偏らないように整える。
- 風通しのいい日陰の場所で裏返しながら干し完了。
羽毛布団を洗濯ネットに入れる時は縦に細長く三つ折りにして端からくるくると巻いていくか、羽毛布団の空気を抜いきながら小さくなるように巻いてから入れると入れやしです。
厚手の羽毛布団は乾燥させるのに時間がかかるため、よく晴れた日に洗濯しましょう。羽毛布団は長時間紫外線に当てると劣化してしまうため、日干しせずに日陰で干すのがポイントです。
羽毛布団を洗濯機で洗濯するメリット
- 費用が安い
- 自宅で簡単にできる
- 様子を見ながら洗濯できる
羽毛布団を洗濯機で洗濯するデメリット
- 洗濯機が小さいと洗えない
- 乾かすのに時間がかかる
- 天候に合わせる必要がある
- 羽毛が傷む可能性がある
浴槽で羽毛布団を洗濯する方法
羽毛布団が洗濯機に入らないけど自宅で洗濯したい場合は、浴槽で羽毛布団を洗濯する方法を試してみましょう。
準備物
- 羽毛布団が入る大きさのネット
- おしゃれ着用中性洗剤
浴槽で羽毛布団を洗濯する手順
- 浴槽に15~20cmほど水を張り、おしゃれ着用中性洗剤をキャップ1杯入れてよく混ぜる。
- 布団を小さく折りたたんで空気を抜き羽毛布団を洗剤液に浸ける。
- 洗剤液に浸かった部分の空気を足で踏んで空気を抜き、踏む面を変えながら踏み洗いする。
- 水を捨ててキレイな水ですすぎ洗いする。水を替えてすすぎ洗いを3回程度繰り返す。
- 洗い終わった羽毛布団を30分~1時間程度、浴槽の淵に引っかけて水気を切る。
- 羽毛布団を風通しのいい場所に干す。
羽毛布団は厚みがあるうえ脱水していないので、完全に乾くまで3日ほど必要です。風通しのいい場所に干して生乾きを防ぎましょう。
羽毛布団を浴槽で洗濯するメリット
- 洗濯機に比べて生地が傷みにくい
- 汚れが分かりやすい
- 大きい洗濯機がなくても自宅で洗濯できる
羽毛布団を浴槽で洗濯するデメリット
- 全て手作業になる
- 剤のすすぎ残しがあると臭くなる
- 乾かすのに時間がかかる
- 天候に合わせる必要がある
コインランドリーで羽毛布団を洗濯する方法
羽毛布団を洗濯するのは「自宅の洗濯機が小さい…」「浴室で洗濯するのは面倒…」という人は、コインランドリーを利用して洗濯する方法があります。
準備物
- ひも
- おしゃれ着用中性洗剤
- テニスボール(必要に応じて)
コインランドリーで洗濯する手順
- 羽毛布団を小さくまとめて、ひもで縛る。
- コインランドリーに羽毛布団と洗剤を入れる。
- 結んだひもを切って羽毛布団を乾燥機に入れて乾燥させる。
あまり大きな洗濯機で洗うと、中で布団が暴れて洗濯機が止まる可能性があります。洗濯槽の9割が布団で埋まるくらいの洗濯機を選びましょう。一緒に洗濯するものを入れる時も同量を目安にしてください。おしゃれ着用洗剤を入れたら、あとは洗濯機に任せましょう。
乾燥機につめる量は3割を超えないようにしましょう。羽毛布団は縦に二つ折りにしドラムに沿うように入れる。「テニスボール」を入れると、たたき効果で布団がふっくらと仕上がり、ダニの死骸や糞を取り除けるといわれています。自宅にあれば入れてみて下さい。羽毛布団の乾燥の時間は1枚60分が目安です。
羽毛布団をコインランドリーで洗濯するメリット
- 洗ったその日に使える
- しっかりと乾燥できる
- ふわふわに仕上がる
羽毛布団をコインランドリーで洗濯するデメリット
- 費用がかかる(1枚あたり約2,000円)
- コインランドリーまで行く手間と時間がかかる
- 人によっては衛生面が気になる
コインランドリーで洗うコツや値段については下記の記事で詳しく紹介しています。
専門業者に羽毛布団の洗濯を依頼する方法
自宅で羽毛布団を洗濯したり、コインランドリーで洗うよりもラクなのが専門業者に依頼することです。最近は「丸洗いOK!」という表示がされた羽毛布団もたくさん販売されているとはいえ、デリケートなものに変わりはありません。
専門業者に依頼すれば、プロの知識と技術でふわふわに仕上げてくれます。自分の都合のいい時間に、業者が集荷にきてくれて洗濯を依頼したい羽毛布団を渡すだけで終わりです。各社、こだわりの洗剤や技術があるので、素人が仕上げるのとはワケが違います。
これなら時間を取られることも、羽毛布団を痛めてしまう心配もありません。仕事や家事、子育てに忙しい人にピッタリの嬉しいサービスといえます。
羽毛布団も洗濯を業者に依頼するメリット
- 集荷にきてくれる
- 羽毛布団を傷める心配がない
- とにかくラク
羽毛布団も洗濯を業者に依頼するデメリット
- 費用がかかる(1枚つにき3,000~5,000円程度)
- 集荷や受け取りの段取りが必要です
まとめ
今回は羽毛布団の洗濯頻度や洗濯方法を紹介しました。羽毛布団を洗濯する方法は4つの方法があります。それぞれのメリットとデメリットを理解した上で、結局どれがあなたにとってベストな洗濯方法を考えましょう。
専門業者によると、どうしても羽毛布団の劣化は避けられないとのことです。自分たちの生活の中で、どこに時間とお金をかけるかは本当に人それぞれです。いずれにしても、羽毛布団の洗濯は定期的にして清潔に保ちたいものです。ふかふかの布団で快適な睡眠時間をお過ごし下さい。
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