袴の着付けは自分でできる?セルフでも失敗しない袴の着付け方法とポイントを紹介
今や卒業式に欠かせないのが袴です。そこで今回は自分でできる袴の着付け方法や、着崩れないようにするポイントを紹介します。
袴の着付けに必要な物は?
袴の着付けする時に必要なものを揃えましょう。セットで購入する時も中に入っていないものがあれば確認して、別で購入するか?レンタルしましょう。
インターネットでも購入できて、着物の問屋などに行くと豊富な種類の商品があります。袴のレンタルは一式15,000円程度が費用相場のようです。
準備物
- 着物
- 裾よけ(肌着)
- 肌襦袢(肌着)
- 長襦袢
- 足袋
- 半衿
- 衿芯
- 腰ひも4~5本
- 伊達締め2本
- 帯
- 草履
- 伊達襟
- タオル2枚
- コーリンベルト
- 帯板
- 帯揚げ
- 帯締め
- 帯枕
- 和装ブラジャー
- クリップ
- >編み上げブー
- タイツまたはストッキング
編み上げブーツは、レンタルの場合も別料金のことがほとんどです。卒業式シーズンは予約が殺到して、自分の足に合うサイズがないということもあります。普段使いのブーツを購入するのもいいです。
やはり着物用として販売されている物の方が、ヒールの高さなどが袴と合ってキレイだからとこだわって購入される人もいます。価格はピンキリで、3,000円~10,000円くらいで購入できます。一度しかはかないから、キレイなままフリマアプリで販売するというのも賢い手ですね。
袴の着付けする時の4つのポイント
当然ですが袴の着付けは、着物の着付けと異なります。裾が袴の下から見えないように隠す必要があるため、裾は足首が見えるぐらいの長さに短くしましょう。
他にも袴の着付けをする時に、おさえておきたい4つのポイントを紹介します。
- 裾は下から見えないように足首の上まで短くする
- 髪型は基本的にはおろし髪にするため、衿はあまり抜かない
- 襟元は詰め気味に胸高に着付ける
- ブーツの場合は裾を短く、草履の場合は足のくるぶし辺りの長さにする
この4つのポイントを頭において、手順を見ながら実際に袴の着付けを練習してみましょう。
自分で袴を着付ける方法
袴を着付ける手順
- 草履の場合は足袋、ブーツの場合はストッキングや靴下を履く。
- 和装肌着の上からタオルで厚みをつけて、胸元の補正と着崩れを防止する。
- 喉のくぼみを中心にして衿を合わせ肌襦袢を腰ひもで結ぶ。
- 着物より短い衿芯の入った長襦袢を着る。
- 真ん中の着物と衿の中央を合わせ、後ろから重ね衿が見えないように着物より3~5mm重ねる。
- 長襦袢が少し隠れるように着物の両端を内側に折る。この時の着物の丈は長襦袢が少し隠れるようにするのがポイントです。
- 伊達締めの位置が左右同じになるように、右側の裾先を反対側へ入れる。左側の裾先も反対側に入れる。腰ひもを裾線にかかるように、前から後ろにまわして前で結ぶと良いですよ。
- おはしょり(襟元)が2枚重なるように整える。
- 前から見て少し見えるよう5mmほど出す。下から引っ張ったり、コーンベルトで止めて崩れないようにして、衿元が決まったら胸紐を当てて結ぶ。
- 帯板を後ろに入れて、半幅帯を体に二巻きして結ぶ。
- 帯幅を半分に折り、両端を半分に折り上げて中央にひだをとります。帯結びは、背中にくっつけるように整える。
- 袴の長い紐が付いている方を前にして袴を着る。
- 袴のヘラを紐と帯の間に挟む。
- 後ろ紐を背中に合わせて前に回し、左右どちらかでリボン結びをします。長い方のリボン先を結び目の下からくぐらせて結び目を隠して完了。
着物を羽織り、重ね衿を二つに折って止める時は襦袢が出てこないようにするため、長襦袢と重ね衿、着物をクリップで止めて下めるといいでしょう。
袴の長い紐が付いている方を前にして袴を着ましょう。袴を当てる時は半幅帯が1cmくらい見えるようにします。紐を後ろにまわして半幅帯の結び目に掛けて前にしたら、右側に紐を重ねて結び、余った紐は帯に挟み込んで下さい。
袴の着付けの手順動画(女性)
時間のある方は、以下の動画で手順をわかりやすく確認できます。
袴の着付けの手順動画(男性)
時間のある方は、以下の動画で手順をわかりやすく確認できます。
袴の着崩れをなくす3つのポイント
袴の着付けで心配なのが着崩れです。卒業式の後半や、解散後の写真撮影タイムに着崩れていては悲しいです。3つのポイントをおさえて、着崩れを防止しましょう。
当日までに着付けを練習する
袴を着たい日にスムーズに着付けができるよう、着付けを練習しておきましょう。少し面倒ですが、回数をこなすことが何より上手になるポイントです。
当日は朝も早いし緊張もするので、なるべく不安をなくすためにも練習あるのみです。慣れると30分程度で着付けができるようになります。
タオルで腰回りを補正する
ウエストが細くて帯がずれ落ちてしまう人、袴を着慣れていなくて長時間着ていることが難しい人は、腰回りの補正が必要です。腰に薄手のフェイスタオルを使って、腰周りに巻いて補正しましょう。袴の着付けで補正すると着崩れ防止だけでなく、帯のずれ落ちも防げます。
帯を締める
帯がずれると袴が着崩れする原因となります。着崩れを防止するためにも、帯はしっかりときつめに締めましょう。特に1周目を巻く時は、きつめに巻きましょう。帯をきつめに締めても補正用のタオルを巻いているので、それほど苦しくなりません。
袴の着付けを「依頼する方法」と「料金相場」
袴の着付けは袴をレンタルするお店や、美容院でも依頼できます。卒業式シーズンは、とにかく混み合うため、早めに予約することをオススメします。
また、出張着付けサービスを利用して、自宅で着付けてもらう方法もあります。着付けを依頼する方法と料金を確認しておきましょう。
レンタル袴の会社に依頼する
写真スタジオが袴のレンタルと、着付けがセットにして提供している場合が多いです。前撮りもセットになっていたり充実しています。
大学生で生協がある場合は提携で袴の貸出と着付け、記念撮影がセットになって25,000円というお得なプランが用意されていることもあります。
自分で写真スタジオを利用する場合は、お店にまず内覧会に行きます。大学生協を利用する場合は学校内で内覧会します。小学生の場合は生協などないので、写真スタジオに早めに内覧会に行きましょう。
美容院に依頼して当日行く
自分で袴を用意して、着付けとヘアメイクだけしてほしい場合は、美容院で着つけてもらう人もたくさんいます。美容院によっては、袴のレンタルも可能です。行きつけの美容院の方が慣れていて安心という方は、一度問い合わせてみましょう。
料金の相場は、以下のようになっています。
- ヘアメイクのみ…3,000円~6,000円
- 袴の着付けのみ…5,000円~8,000円
- ヘアメイクと着付け…10,000円~15,000円
出張着付けを依頼して家に来てもらう
自宅にプロがきて、着付けをしてくれるサービスです。袴の着付けだけを依頼したい、ヘアメイクだけを依頼したいという自分の希望が出せます。
料金の相場は、以下のようになっています。
- 着付けのみ…5,000円~10,000円
- ヘアメイクのみ…5,000円~10,000円
両方依頼する場合は、合計した金額になります。自宅に来てもらえるので、小さい兄弟がいる場合や近所に着付けをしてくれる店舗がない場合はとても便利です。
まとめ
今回は自分でできる袴の着付け方法や、着崩れないようにするポイントを紹介しました。今は小学生の卒業式の袴がとにかくスゴイです。学校によっては禁止になってしまったところもあるようですね。
どちらがいいとは一概に言えませんが、周囲のママさんに聞いていると「着せてあげられてよかった!」という意見が多いように感じます。
写真スタジオで早々予約する人もいれば、袴だけ購入しておばあちゃんが着つけたり、頑張ってママが着つけたりと様々です。ただ、気を付けて欲しいことは着崩れないことです。可愛い娘さんの晴れの日が、素敵なものになるよう袴の着付けはしっかりとしてあげて下さいね。
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