えのきを冷凍保存する方法から時短レシピ|冷凍えのきを「まずい」なんて言わせない
えのきは保存する前から傷んでいたり、冷凍の仕方が間違っていたりすると食感が悪くなり「まずい」と感じることがあります。今回はえのきを冷凍保存する方法や、時短レシピを紹介します。
えのきを冷凍保存する3つのメリット
えのきを冷凍保存すると3つのメリットがあります。
うま味成分が増加する
えのきのうま味成分であるグアニル酸は、細胞内の酵素の働きによって増加します。細胞が生きている時はこの酵素は働きませんが、冷凍してから加熱調理すると細胞壁が壊れ酵素が働き始めます。この働きにより、うま味成分が生の状態よりも約3倍に増加し、さらに美味しく食べられるようになります。
ダイエット効果が期待できる
えのきに含まれているキノコキトサンには、脂肪の吸収を抑える働きや体脂肪の低減効果があります。えのきを冷凍することで、このキノコキトサンが生の状態よりも数倍に増加しダイエット効果が期待できると言われています。
えのきには腸内環境を整える食物繊維や、ビタミンB群が豊富なことも特徴です。冷凍して細胞を破壊することで、さまざまな栄養が体内に吸収されやすくなります。
長期保存できる
えのきは鮮度が落ちやすく日持ちしないため、早めに食べる必要があります。冷凍保存すると長期保存が可能になるため、多めに冷凍しておくと便利に使えます。1週間以内に使う分は冷蔵し、残りは冷凍するなど冷蔵と冷凍を使い分けて保存しましょう。
えのきを冷凍する時の3つのポイント
洗わず冷凍する
えのきなどキノコ類は風味が落ちるのを避けるため「洗わない」のが調理の基本です。風味を生かすため、えのきも洗わずに冷凍しましょう。水分が付いたまま冷凍すると、まずくなります。汚れが気になる場合はキッチンペーパーで拭き取るようにしましょう。
小分けにして冷凍する
えのきは小分けにして冷凍しましょう。1株を2~3房に分けたり、バラバラにほぐしたりして冷凍用保存袋に入れておけば使いたい時に必要な分だけ取り出せます。
真空状態にして冷凍する
キノコ類は空気に触れると酸化が進んで雑菌がついたりカビが生えたりします。冷凍えのきを食べて「まずい」と感じた時は、えのきが酸化してしまった可能性が高いです。えのきを冷凍する時は保存袋を端から丸めて空気をしっかり抜きましょう。
えのきを冷凍保存する3つの方法
生のまま冷凍保存する
えのきは市販の袋に入ったままにすると内部に湿気がこもって傷みやすくなります。生のまま冷凍する時は購入後すぐに市販の袋から取り出し、石づきを切り落として冷凍保存しましょう。
準備物
- 包丁
- まな板
- 冷凍用保存袋
生のまま冷凍保存する手順
- えのきを市販の袋から取り出し石づきを切り落とし、えのきを手で1本ずつバラバラにほぐす。
- えのきをジッパー付きの冷凍用保存袋に入れて、保存袋の空気を抜かずに1時間冷凍する。
- 一度冷凍庫から取り出し、半冷凍したえのきをほぐす。保存袋の空気を抜いて再度冷凍する。
ペースト状にして冷凍保存する
えのきをペースト状にして冷凍すると、みそ汁や煮込み料理のだし汁として使えます。えのきのうま味がたっぷり詰まっていて美味しく仕上がります。
準備物
- 包丁
- まな板
- ザル
- ミキサー
- 小鍋
- 製氷皿
- 冷凍用保存袋
えのきをペースト状にする手順
- えのきを市販の袋から取り出し、石づきを切り落とし2~3cm幅に切る。
- ザルにあげて軽く水洗いして、切ったえのきと同量の水をミキサーにかける。
- ペースト状のえのきを小鍋に入れて弱火で5分程度煮詰めて火を止める。
- 冷めたら製氷皿に流し入れて冷凍する。
- 完全に凍ったら製氷皿から取り出し、冷凍用保存袋に入れて空気を抜いて冷凍して完了。
干してから冷凍保存する
えのきは天日干しにしてから冷凍すると水分が抜けて味が凝縮されます。解凍時に水分が出にくくなり、うま味を強く感じられるでしょう。カサが減って保存しやすくなり保存期限がさらに長くなります。
準備物
- 包丁
- まな板
- ザル
えのきを干して保存する手順
- えのきを市販の袋から取り出し、石づきを切り落とす。
- えのきを手で1本ずつバラバラにほぐし小房に分ける。
- えのきをほぐしながらザルに広げて干す。
- 途中で裏返しながら1~3日ほど天日干しする。
- 冷凍用保存袋に平らに入れて、保存袋の空気を抜いて冷凍保存する。
えのきの解凍方法と保存期限
冷凍えのきは解凍せず調理する
冷凍したえのきは常温に戻す必要はありません。自然解凍すると水分が出て味が悪くなり「まずい」と感じるようになります。
解凍せず調理の直前に冷凍庫から取り出し加熱調理しましょう。凍ったままの状態で鍋に入れるとすぐに溶け始めます。加熱時間は生のまま調理する時と同じくらいです。ペースト状のえのきも、干したえのきも同様に解凍せず凍ったまま煮たり炒めたりして調理します。
えのきの冷凍保存期限は1ヶ月
生のえのきは冷蔵すると1週間程度しか保存できませんが、冷凍すると1ヶ月程度保存可能です。冷蔵保存よりも4倍も長持ちするため、安い時に大量に購入して冷凍保存しましょう。また天日干ししたえのきは水分が抜けているため2~3ヶ月保存ができます。
冷凍えのきを使った時短レシピ
冷凍えのきのホイル焼き
ホイル焼きは冷凍えのきと共に鮭や鶏肉、白菜などの野菜を加えて一緒に包むとボリュームのある1品になります。
材料(1人分)
- 冷凍えのき(1袋分)
- オリーブオイル(小さじ1)
- ポン酢(小さじ1)
- レモン(少々)
冷凍えのきのホイル焼き
- アルミホイルを広げて冷凍えのきを乗せて、オリーブオイルとポン酢を振りかけてアルミホイルをしっかり閉じる。
- フライパンで10~15分焼いて、アルミホイルを開いてレモンを振り完成。
冷凍えのきのみそ汁
ペーストして冷凍したえのきを使ったみそ汁は、毎日摂り続けるとダイエット効果が期待できます。1食分に3個を目安に使いましょう。
材料(1人分)
- ペーストした冷凍したえのき(3個)
- 水(200cc)
- 味噌(小さじ1)
- ワカメ、ネギなどの具(少々)
冷凍えのきのみそ汁
- 小鍋にペーストした冷凍えのきを入れて弱火にかける。
- 溶けて温まったら水を加えて煮立たせる。
- 小鍋にワカメやネギなど好みの具を入れて、味噌を溶かし入れて完成。
冷凍えのきのあんかけソース
えのきのあんかけソースは豆腐や野菜炒めにたっぷりかけて食べると美味しいです。冷凍えのきを使って、いつでも簡単に作れるようになりましょう。
材料(2人分)
- 冷凍えのき(1袋分)
- 鶏胸肉(40g)
- オイスターソース(大さじ2)
- 鶏がらスープ(200ml)
- 砂糖(1g)
- こしょう(少々)
- 水溶き片栗粉(大さじ1)
- ゴマ油(少々)
冷凍えのきのあんかけソース
- フライパンにオイスターソースを入れて煮立て、鶏がらスープを加える。
- 細切りした鶏胸肉を入れて、冷凍えのきを入れて弱火で煮る。
- 砂糖、こしょう入れて味を整える。
- 水溶き片栗粉でとろみをつけて、最後にゴマ油を入れて完成。
まとめ
えのきは冷凍することで、うま味がアップして栄養も摂取しやすくなります。ヘルシーで安価なため、まとめ買いをして冷凍保存しておくと使いやすいです。仕事や子育てて時間がない方は、家事代行にえのきの冷凍保存を依頼してみましょう。解凍せず調理できるため、忙しい時の時短レシピにおすすめです。
地元の家事代行・家政婦業者を探す
出張訪問サービスの検索予約サイトすまいのホットラインでは、高い技術を持った家事代行・家政婦の専門業者が多数出店しています。
予約前に無料で質問ができ、作業料金や利用者の口コミも公開されているので、あなたの悩みを解決するピッタリの専門家を見つけることができます。
すまいのホットラインは、引越し・不用品回収・ハウスクリーニングなど、
200種以上の出張訪問サービスを予約できる、日本最大級の検索予約サイトです。
- 「相場」がわかる
- 総額料金や実際に利用した人の口コミで選べる
- 「人柄」で選べる
- スタッフの技術力や雰囲気・こだわりで選べる
- 「何でも」頼める
- どうすればいいかわからないお困りごとも解決