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家事代行・家政婦

冷暗所とは?冷暗所としてオススメの場所や常温より冷暗所に保存した方がいい食材

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冷暗所とは温度が安定している涼しい場所の事です。冷暗所は床下収納やベランダを利用できます。そこで今回は家庭で冷暗所にオススメの場所や、食品を保存する時の注意点を紹介します。

冷暗所とは?

冷暗所とは?
冷暗所とは?

冷暗所の定義と読み方

冷暗所は「れいあんしょ」と読み、読み方の通りいつも冷たく暗い場所を指します。冷暗所のはっきりした定義はありませんが、一般的に温度が1~15℃くらいで保たれている直射日光が当たらない場所のこといいます。風通しがよく涼しい場所であれば、さらに冷暗所としてオススメの環境です。

冷暗所と常温との違い

常温とはJIS規格(日本工業規格)では5~35℃、食品衛生法では15~25℃とされており、各機関によって異なる設定がされています。

冷暗所の温度は季節の温度変化に影響されないように常に1~15℃くらいに保たれていることが大切です。常温と違い少し肌がヒンヤリ感じる温度と覚えておきましょう。

冷暗所と冷蔵庫との違い

冷蔵庫の冷蔵温度は1~5℃くらいに設定されていることが多く、冷暗所の温度より低いです。冷蔵庫内は光を遮ることはできますが、食品によっては寒すぎてしまう場合があります。

また、風通しが悪いため冷暗所の条件を満たしていません。冷暗所は冷蔵庫よりも少し高めの温度と覚えましょう。

冷暗所は床下収納やベランダの日陰がオススメ

冷暗所は床下収納やベランダの日陰がオススメ
冷暗所は床下収納やベランダの日陰がオススメ

床下収納

代表的な冷暗所は床下収納です。直射日光が当たらない床下収納は、温度が比較的安定しヒンヤリしているため食品の劣化を防げます。

風通しが悪いため湿気がこもりやすいですが、除湿剤を使えば冷暗所としてオススメです。生野菜よりもレトルト食品やペットボトル、災害時の保存食など長期保存ができる物を保存しましょう。

ベランダや玄関の日陰

床下収納がない場合はベランダや、玄関などの日陰を冷暗所として活用できます。特にベランダは風通しがよく自然な湿度が保たれるため、野菜をダンボールなどに入れて直射日光を遮って保存しましょう。

夏場は温度が高くなり過ぎてしまい、日陰でも冷暗所の役割が果たせません。ヒンヤリした環境が保たれない場合はベランダや玄関は避けた方がいいでしょう。

冷蔵庫の野菜室

冷蔵庫の野菜室は鮮度を保つために5~8℃の温度に保たれており、程よい湿度に設定されているため冷暗所として活用できます。扉が閉まっている時は冷蔵庫内が真っ暗になっているため、光が入らない冷暗所に適しています。床下収納やベランダが暑すぎて保存ができない場合は、冷蔵庫の野菜室を上手に使いましょう。

シンク下の収納

キッチンのシンク下の収納スペースも、直射日光が遮られ低温であるため冷暗所として使えます。排水管が近いことから湿気がもりやすく、ガスや電気の熱が伝わりやすいことから除湿剤を置いくなど工夫が必要です。

常温より冷暗所に保存した方がいい食材

常温より冷暗所に保存した方がいい食材
常温より冷暗所に保存した方がいい食材

米と酒

米は常温保存している人が多いかもしれませんが、高温多湿になると穀象虫(コクゾウムシ)という害虫が付きやすくなります。特に梅雨や夏の猛暑の時期は、冷暗所に保存しましょう。

酒は光に弱く温度変化によって味が落ちてしまいます。光の当たらない温度が安定している冷暗所に保存するのがオススメです。

小麦粉や片栗粉など粉類

小麦粉や片栗粉、ホットケーキミックスなど粉類は高温多湿の場所に置いておくと劣化したりカビが付いたりします。開封後はダニが発生する場合もあるため、密閉容器に移して冷暗所で保存するようにしましょう。家の中に発生する代表的なコナダニについては下記の記事で詳しく紹介しています。

コナダニ
コナダニはどこから発生するの?コナダニの駆除方法や予防する方法を紹介

ジャガイモや玉ねぎなど根菜類

ジャガイモや玉やねぎは、冷暗所に保存した方がいい食材です。冷蔵庫の野菜室は寒すぎて栄養価や旨味が落ちてしまうため不向きです。風通しのいいベランダや階段下など、湿気のこもらない冷暗所に置くと長持ちします。

ジャガイモは蛍光灯の光に当っても表皮が緑色に変色します。保存する時は土が付いたまま新聞紙に包み、紙袋やダンボールに入れましょう。

オリーブオイルなど食用油

オリーブオイルなど食用油は、保存方法を間違えると酸化が進んでしまうため注意が必要です。コンロ周りの熱や、窓の近くで直射日光に当たると劣化します。室内の蛍光灯も同様です。

冷蔵庫に入れると低温過ぎて白く固まってしまうため10~15℃くらいの冷暗所で保存しましょう。

冷暗所に食材を保存する時の3つの注意点

冷暗所に食材を保存する時の3つの注意点
冷暗所に食材を保存する時の3つの注意点

温度と湿度を安定させる

冷暗所は常に温度と湿度が安定していることが重要です。暑すぎず寒すぎず、除湿剤や保冷剤を置くなど涼しい環境を作りましょう。

直射日光だけではなく、蛍光灯など人工の光が当たらない暗い場所が理想的な冷暗所です。新聞紙やダンボールを使えば身近な物で暗い場所を作れます。

衛生管理する

食材を保存する時はキレイな場所であるかも重要です。食材を出し入れする時に軽く拭き掃除すると清潔な冷暗所を保てます。暗い冷暗所は保存したまま消費期限が過ぎてしまいやすいです。定期的に保存状態を確認して衛生管理しましょう。

熱の影響を受ける場所は避ける

冷暗所は低い温度を保つ必要があるため、コンロの熱や直射日光が当たる場所は避けましょう。キッチンに小さな窓がある家庭は、室温が高くなるため注意が必要です。

冷暗所がない場合は?簡易的な冷暗所の作り方

冷暗所がない場合は?簡易的な冷暗所の作り方
冷暗所がない場合は?簡易的な冷暗所の作り方

発泡スチロールを冷暗所にする方法

発泡スチロールは断熱性が高く、外気の気温が高くても中の気温を上げにくい素材です。尖った物で側面や底に何ヶ所か穴を開け、風の通り道を作れば湿気がこもらない冷暗所を作れます。

夏場の気温が高い時は保冷剤を入れておくとことで温度上昇を防げます。

クーラーボックスを冷暗所にする方法

家庭にあるクーラーボックスは食材の置き場所に困った時など簡易的な冷暗所になります。クーラーボックスの中に保冷剤を入れ、中の温度を1~15℃に調節しましょう。温度が低くなりすぎないように蓋を完全に閉め切らないようにしましょう。

ダンボールを冷暗所にする方法

ダンボールを使った冷暗所は、湿気がこもらず適度な温度で食材を保存できるオススメの方法です。新聞紙を底に敷いて湿気を取り除き、上から被せて光を遮りましょう。汚れても捨てられるので便利です。

まとめ

今回は冷暗所の定義や、冷暗所に保存した方がいい食材について紹介しました。家庭で冷暗所にオススメの場所や、保存する時の注意点も紹介しました。

冷暗所は普段使わない物をめため込んで物置になっていませんか?まずキレイに片づける必要があるかもしれません。忙しくて片付けや掃除に手が回らない時は、家事代行を依頼するのもオススメです。温度、湿度、衛生面がしっかり整った冷暗所で食材を上手に保存しましょう。

冷暗所は家のどこがいい?
冷暗所は床下収納です。直射日光が当たらない床下収納は、温度が比較的安定しヒンヤリしているため食品の劣化を防げます。他にもベランダや玄関の日陰などおすすめの場所があります。「冷暗所は床下収納やベランダの日陰がオススメ」で詳しく紹介しています。

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ハウスクリーニング技能士 小森 一輝
監修者

ハウスクリーニング技能士

小森 一輝

一部上場マンション・ハウスメーカーからの転身者という経歴を活かし、住宅設備を知り尽くしたお掃除マスター」として大手家電量販店のサービスセンター業務に従事。業務用家電ら水回りまで、すまいに特化した清掃コンサルティングを行う。主な資格は、ハウスクリーニング技能士、錠前技工士など。