洗濯物の色移りを落とす5つの方法!時間のたった色移りは酸素系漂白剤で落とす
色移りした衣類を何とかしてキレイにしたいけど、やり方が分からない…そんな悩みを解決するために、今回は5つの色移りの落とし方を紹介します。色移りの原因、色柄物の色移りの落とし方、色移りを防ぐ方法も合わせて紹介します。
洗濯物が色移りする4つの原因
洗濯槽の水に染料が溶けて色移りする
色移りとは洋服の染料が他の衣類に付着することです。濃い色の衣類は染料をたくさん使っているので染料が衣類に定着しづらく、擦られたり接触すると落ちてしまうことがあります。
なかでも一番多いのが洗濯時の撹拌による色移りです。衣類が洗濯槽の水の中でぐるぐる回っているうちに染料が落ちてしまい、洗濯槽の中の衣類に色移りしてしまうことがあります。
脱水中の遠心力で染料が飛んで色移りする
脱水時に色移りすることもあります。洗濯槽が回転する時の遠心力で濃い色の染料が飛び、他の衣類に色移りすることがあります。
洗濯後の衣類を放置したために色移りする
濡れたままの衣類を長時間放置すると色移りしてしまうこともあります。湿気で濃い色の染料が落ちて、接していた衣類に色移りすることがあります。
洋服の濃い色の部分から薄い部分へ色移りする
例えば袖が濃い色で身頃が薄い色の洋服の場合、袖の色が落ちて身頃部分に色移りすることがあります。1枚の洋服だと別に分けて洗えませんし、防ぎようがありませんよね。しかし、色移りした部分は適切に処置すれば元に戻ります。安心してください。
色移りした物の基本の落とし方
色移りの基本の落とし方は、特別必要なものはありません。すぐに気がついた色移りを落とす時は、以下の方法で落とせます。
お湯でもう一度洗う
すぐに気がついた色移りを落とす時は、濡れているうちに40〜50℃くらいのお湯を使って洗濯機で再度洗いましょう。
規定の2倍の洗剤量でもう一度洗う
色移りした洗濯物を規定の2倍の洗剤を投入し、もう一度洗濯機で洗いましょう。洗浄力の高いアルカリ性洗剤や粉末洗剤がおすすめです。洗剤残りを防ぐため、すすぎは2回しましょう。
時間がたった色移りを酸素系漂白剤で落とす方法
色移りを落とすには「発見後すぐに対処すること」が大切です。色移りに効果があるのは漂白剤です。ほとんどの染料は酸性なので、反対のアルカリ性の漂白剤を使うと落とせます。
アルカリ性漂白剤には「塩素系漂白剤」と「酵素系漂白剤」の2種類あります。代表的な塩素系漂白剤がハイターです。ただし、塩素系漂白剤は色柄物の衣類には使えません。
色柄物の衣類の色移りはワイドハイターやオキシクリーンなどの酵素系漂白剤を使って落とします。液体タイプより粉末タイプの方がおすすめです。特にワイドハイターの液体は酸性なので、色移りを落とす効果がありません。粉末タイプを使いましょう。
ワイドハイターを使った色移りの落とし方
準備物
- 洗面器またはバケツ
- ワイドハイター(粉末タイプ)
- 洗濯洗剤(弱アルカリ性)
ワイドハイターを使った色移りの落とし方
- 洗面器またはバケツに50度程度のお湯を張り、規定量のワイドハイターと色移りした衣類を入れて30分~1時間浸け置きする。
- つけ置きが終わったら、普段と同じように洗剤を入れて洗濯して完了。
おすすめ酸素系漂白剤
ワイドハイターPROはワイドハイターからガンコ汚れ専用の洗剤が販売されています。しみこんだガンコな汚れを落とせます。お手頃な値段で購入できるのも嬉しいですね。
オキシクリーンを使った色移りの落とし方
準備物
- 洗面器またはバケツ
- オキシクリーン
- 洗濯洗剤(弱アルカリ性)
オキシクリーンを使った色移りの落とし方
- 洗面器またはバケツに50度のお湯を張り、規定量のオキシクリーンと色移りした衣類を入れて30分~1時間浸け置きします。
- つけ置きが終わったら、普段と同じように洗剤を入れて洗濯して完了。
白物の色移りは塩素系漂白剤を使って落とす方法
キッチンハイターを使った色移りの落とし方
白物には塩素系漂白剤を使います。なかでも強力なのがキッチンハイターです。ただしキッチンハイターは衣類用のハイターと違い、繊維を傷める恐れがあるので基本的に衣類へ使用することはおすすめできません。頑固な色移りを落としたい場合や時間がたった色移りを落としたい場合だけ使ってください。使用する時は色柄物や毛、絹の衣類でないことを確認したうえで使用してください。
準備物
- ゴム手袋
- 洗面器またはバケツ
- キッチンハイター
- 洗濯洗剤(弱アルカリ性)
キッチンハイターを使った色移りの落とし方
- ゴム手袋をはめて洗面器またはバケツに水を張り、規定量のキッチンハイターと色移りした衣類を入れて30分つけ置きする。
- 衣類を取り出し漂白剤の成分がすべて落ちるまですすぐ。
- 洗濯洗剤を使っていつも通り洗濯する。すすぎは必ず2回する。
塩素系漂白剤は酸性と混ぜると有毒ガスが発生するので注意してください。
還元系漂白剤を使った色移りの落とし方
白物の色移りを落とすにはハイドロハイターなどの還元型漂白剤を使うのもおすすめです。還元型漂白剤は毛や絹の衣類にも使えます。
色移りの落とし方はワイドハイターやオキシクリーンと同じように50度のお湯に30分程度浸け置きしたあと、洗濯洗剤で洗濯して完了です。
重曹を使った色移りの落とし方
重曹もアルカリ性なので色移りを落とす効果があります。軽い色移りなら重曹を色移りした部分に振りかけて擦るか、50度のお湯に重曹を溶かして30分浸け置きし、すすいでから洗濯機で洗うと色移りが落ちます。
頑固な色移りには重曹と酢を混ぜて使用します。重曹を色移りした部分に振りかけ、そのあとに酢を振りかけるとブクブクと泡が出てきます。この泡は二酸化炭素で、炭酸水の泡のような安全なガスです。この泡がより強力に色移り部分に働きかけて落としやすくしてくれます。
酢ではなくクエン酸を使っても同じ効果があります。浸け置きする場合は50度のお湯に重曹と酢を同じ割合で入れて浸け置きしてください。
色移りを防ぐ4つの方法
洗濯したらすぐに干す
色移りを防ぐ鉄則は「洗濯したらすぐに干すです。
冷たい水を使う
洗濯には冷たい水を使いましょう。温かいお湯だと染料が溶け出しやすくなるので、色移りしやすくなります。色移りを落とす時はお湯を使いますが、普段の洗濯ではその逆で、色移りしないように水を使って洗濯しましょう。
色柄物を分けて洗う
白物と色柄物を分けて洗うことも色移りの予防になります。濃い色の衣類は裏返してネットに入れるのも有効です。ネットに入れることで他の衣類との接触を防げます。また、染料は表側に多く使われているので、裏返すと色移りしにくくなります。
色移り防止シートを使う
洗濯物と一緒にシートを入れて洗うと、色素や汚れを吸着する特殊なシートが発売されています。分けて洗うのは面倒な時や、色移りが心配な時は色移り防止シートを1枚入れて洗うと安心です。
まとめ
今回は色移りの落とし方について紹介しました。色移りして他の衣類に付いた染料は50度のお湯で洗濯すると落としやすくなります。ただし塩素系漂白剤の場合は50度だと高過ぎます。塩素系漂白剤もお湯の方が効果的ですが、危険も増すのでせいぜい40度にとどめましょう。
水でも十分効果があります。そして色移りを落としたいけど、忙しくて面倒と思っている人には家事代行・家政婦サービスをおすすめします。プロの技術できれいにしてもらえます。
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