落し蓋とは?落し蓋を使った時の効果や、落し蓋がない時の代用品を3つ紹介
落し蓋は肉じゃがなどの煮物を作る時に使います。今回は落し蓋の効果、落し蓋がない時の代用品を紹介します。
落し蓋はどんな効果があるの?
料理本によく出てくる「落し蓋をして○○分煮る」という工程がありますが、落し蓋を使うとどんな効果があるのでしょうか?落し蓋の5つの効果を紹介します。
煮崩れを防ぐ
落し蓋には煮崩れを防ぐ効果があります。落し蓋がないと煮ている間に鍋の中で具材がぶつかり、具材の形が崩れてしまいます。しかし、落し蓋があれば具材が動かないようにおさえるため形が崩れません。じゃがいもやかぼちゃなど形が崩れやすい具材も煮崩れせずに煮れます。
短時間で仕上がる
落し蓋すると煮汁が落し蓋の下で対流します。鍋全体に効率的に熱が伝わり、短時間で煮物が仕上がります。
むらなく味がしみ込む
煮汁が鍋の中で対流することにより、少ない煮汁でもまんべんなく具材に味がしみこみます。大根など味がしみこみにくい野菜も美味しく仕上がります。
アクが取れる
落し蓋を使うと落し蓋にアクが付くので、お玉でアクをすくう手間を省けます。家事の時短になります。
ニオイがこもらない
落し蓋をすると魚の生臭いニオイが鍋にこもりません。サバの味噌煮やカレイの煮付けなどを作る時におすすめです。
落し蓋は3種類ある
落し蓋とは煮物を作る時に、材料にかぶせる蓋のことです。鍋より一回り小さいサイズの蓋を使います。
木製
昔からよく使われているのが木製の落し蓋です。適度な重さがあるので食材の浮き上がりを抑え、材料全体にむらなく熱が伝わります。乾いた状態で使うと蓋に煮汁がしみ込んでしまうので、水で濡らしてから使用しましょう。
そして使用後はすぐに洗って乾かしてください。放置したままだとニオイが残ったりカビが生えたりします。
ステンレス製
ステンレス製の落し蓋は木製の物に比べるとお手入れが簡単で、長持ちします。大きさを調整できる落し蓋もあり、さまざまなサイズの鍋に使えて便利です。
シリコン製
シリコン製の落し蓋は軽くてカラフル、おしゃれなデザインが多いです。100均でも売っているため、とても人気がある素材です。注意点は色移りしやすいことです。トマトなど色の濃い食材に使うのは避けた方がいいでしょう。
落し蓋の代用品
落し蓋がないときに代用できる物についてご紹介します。
アルミホイル
鍋の大きさに合わせてアルミホイルを切り、くしゃくしゃにします。(アルミホイルをくしゃくしゃにすると、アルミホイルのシワにアクがたくさん付いて、アク取りしやすくなります。)
くしゃくしゃにしたアルミホイルを再び広げて、鍋より一回り小さいサイズに整えます。そして菜箸などで数ヶ所空気を通す穴を開けて出来上がりです。
お酢など酸性の食品にアルミホイルを使うと、アルミホイルが溶けることがあると言われていますが、料理で煮る程度なら人体に害があるほどのアルミが溶けだすことはありません。食べても問題ありませんが、気になる人はお酢や柑橘類にアルミホイルを使うのは避けてください。
クッキングシート
鍋より一回り小さい大きさにクッキングシートを切り、何ヵ所か空気穴を開けて使います。クッキングシートは軽いので、木製やステンレス製の落し蓋だと重くて崩れてしまうやわらかい食材に使うこともできます。
キッチンペーパー
アルミホイルやクッキングシートは空気を通しませんが、キッチンペーパーは空気を通します。キッチンペーパーを落し蓋に使うときは穴を開けずにそのまま鍋に入れても大丈夫です。薄いキッチンペーパーだとすぐに破けてしまうので、厚手の丈夫なキッチンペーパーを使ってください。洗って繰り返し使えるキッチンペーパーが適しています。
100均で買える落し蓋4選
100均でも落し蓋を売っています。ここではセリア、ダイソー、キャンドゥで買える落し蓋を4つ紹介します。
セリア・アク取りシート
セリアには直径20cmと22cmの2種類のアク取りシートが販売されており、どちらも10枚入りです。長時間煮ても安心な素材(ポリエチレンとポリプロピレン)で作られたアク取りシートで、アクだけでなく余分な油も吸収するので、カロリーコントロールしている人におすすめです。
シートの浮き上がりを抑えるためのスリットが入っており、そのまま鍋にのせられます。小さい鍋に使いたい場合はハサミで鍋のサイズにカットして使えます。
ダイソー・シリコーンあく取り落とし蓋
シリコン製なので洗って何度も使えます。蓋全体にトゲ状の突起が付いていて、アクがくっつきやすい形になっています。落し蓋の中央には穴が開いており、その穴に菜箸を突っ込んで鍋から蓋を取り出すことができます。
このシリコン落し蓋は落し蓋やアク取り用だけでなく、蒸し料理に使うこともできます。蒸し料理に使うときは、皿に落し蓋を敷いてシュウマイや肉まんなどをのせ、水を少量入れてラップをかけてから電子レンジで温めます。蓋の直径サイズは15.5cmです。
キャンドゥ・シリコン落し蓋
ダイソーのシリコン落し蓋より大きいサイズが欲しい人は、キャンドゥの落し蓋がおすすめです。直径は17cmで落し蓋の周りにぐるっと空気穴が開いており、中央につまみがあり、菜箸を入れる穴が開いています。
落し蓋やアク取り用だけでなく、鍋つかみ、電子レンジのラップ代わり、ビンの蓋を開けるときにも使えます。100円でこれだけの機能があったらコスパ抜群ですね。
ダイソー・ステンレス自在落し蓋
自在落し蓋という名の通り、直径サイズが最小14cmから最大23cmまで変えられます。これ1つあればたいていの大きさの鍋に使えます。機能は落し蓋として使うだけ、といたってシンプルな落し蓋です。
価格は200円です。100円商品ではないのですが、ステンレス製なので耐久性が高く、長期間使えるので元は十分にとれると思います。
まとめ
今回は落し蓋の効果、落し蓋がない時の代用品を紹介しました。落し蓋は煮物を作る時に煮崩れを防いだり、まんべんなく味をしみこませる効果があります。もし家に落し蓋がないという人は、アルミホイルやクッキングシートやキッチンペーパーで代用できます。
しかし、仕事や育児で忙しくて料理をする時間がない人は、無理せず片付け・家事代行サービス業者に依頼してリフレッシュしてください。
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