
パソコンの処分方法は?パソコンの処分はデータ削除して個人情報を漏らさないように注意
パソコンを処分する前にHDDを知ろう

ハードディスクというのは、パソコンの中のデータを記憶する「金庫」のような役割をしています。ハードディスク(HDD)にはパソコン内部に内蔵されているものや、パソコンの外部から繋げて保存できる外付け用HDDがあります。どちらも同じ役割しています。
一般の家庭のパソコンでも、ハードディスクの中にはたくさんの個人情報が記録されています。
- 住所
- 氏名
- メールアドレス
- 様々なサイトに登録しているIDやパスワード
- ネットショッピングで使用しているクレジットカード情報
- 他人のメールアドレス
このような個人情報が、もしも悪用しようとする人の手に渡ってしまったら大変なことになります。そうならないためにHDDを安易にそのまま捨てないようにしましょう。自分や自分と関わりのある大切な人の情報を守るために、ハードディスクの正しい処分方法を理解して実践しましょう。
パソコンをそのまま処分してはいけない理由

パソコンの中のデータを消去してから処分する
パソコンのハードディスクには、自分の個人情報(氏名、住所、電話番号、クレジットカード番号など)や、住所録に友人の情報なども入っています。
この大切なデータをパソコンの中に入れたまま処分すると、個人情報が流出してしまい悪用される被害に合うこともあります。これを避けるために、必ずパソコンの中のデータを消去してから処分する必要があります。
パソコンは粗大ゴミには出せない
「小型家電リサイクル法」という法律に従って処分することが義務付けられているので、パソコンは粗大ゴミに出せません。
パソコンを処分する前にバックアップする

バックアップを取る3つの方法
- USBに保存する
- 外付けのハードディスクを使う
- CDかDVDに保存する
パソコンのデータを移行する5つの方法
- 外付けのハードディスクを利用する
- 無料の引っ越しソフトを使用する
- 有料の引っ越しソフトを使用する
- プロの業者に依頼する
- USBなどに移す
外付けのHDDやUSBに移行する場合は自分でできますが、ソフトウェアまで移行ができないという難点があります。無料の引っ越しソフトを使用する場合は外付けのHDDか、転送ツールケーブルが必要です。
有料の引っ越しソフトはソフトウェアもすべて移行でき、必要なものも引っ越しのソフトだけなのでとても便利です。
費用はかかりますが、一番安心で確実なのは業者に依頼することです。プロならではの知識と技術があるので、不安なことも教えてくれ移したいデータを確実に移してもらえます。
ゴミ箱に入れるだけでは削除できない

パソコンのデータを保存、移行できたら次は削除しましょう。ここで注意しなければいけないのがゴミ箱の中を削除するだけではデータが残っているので、完全に消去できていないということです。
ゴミ箱にデータを移動させてゴミ箱の中も消去したら「大丈夫~!」と思いますが、表向きに削除されていますが完全に削除されていません。パソコンの内部には、実は記録が残ったままになっていて簡単に復元可能です。HDDのフォーマット機能や、リカバリーを使う場合も同様です。
フォーマットとはHDDの初期化のことをいいます。初期化するとHDD内の記録が初期の状態に書き換えられますが、これも現在は復元ソフトも出ていて簡単に復元されてしまいます。
また、リカバリー機能も同じで復元ソフトや、専門業者を利用すると簡単に復元されてしまいます。とはいえ、ここまでの方法もやれるならやっておいた方がより安心度は高まります。
HDDのデータを完全消去する5つの方法

市販の専用ソフトウエアで完全消去する
市販の専用ソフトウエアソフトは「高いのでは?」「使い方が難しいんじゃない?」という声も聞こえてきそうですが、最近は1,000円程度とリーズナブルな値段でも販売されています。
HDDを丸ごと消去するものが主流で使い方も簡単なものがでているので、使いやすそうなものを探してみましょう。
物理的に破壊して完全消去する
「これに勝るものはない!」100%データの復元を不可能にする方法が、物理的に壊してしまうことです。
プラッターを割って完全消去する
準備物
- とんかち
- ドライバー
手順
HDD本体に付いているシールを剥がして開ける
HDD本体の側面に貼ってあるシールを剥がすか、シールがない場合はドライバーでネジを外して開ける。
HDD本体の中に入っているプラッターを取り出す
HDD本体の中に入っている円盤のようなプラッターという部品が見えるので取り出す。
取り出したプラッターをとんかちを使って割る
取り出したプラッターをとんかちで叩き割って完了。
おすすめ
この作業する時の注意点は、ガラス片が飛び散るので指をケガしないようにすることと、念のためゴーグルなどで目の保護もしておきましょう。
プラッターに傷をつけて完全消去する
準備物
- カッターまたはドライバー
- セロテープ
手順
HDD本体に付いているシールを剥がして開ける
HDD本体の側面に貼ってあるシールを剥がすか、シールがない場合はドライバーでネジを外して開ける。
カッターやドライバーを使ってプラッターを傷つける
HDD本体を開けると穴が見えるので、その穴にカッターやドライバーなど硬いものを押し込んで左右に動かして傷をつける。念には念をいて、可能であれば割っておく。
穴をセロテープを使って塞ぐ
傷をつけたり、割ったりした中身がこぼれないように穴をセロテープで塞いで完了。
おすすめ
完全消去できる専門業者に持ち込んで完全消去する
ハードディスク(HDD)を持ち込むと、中のデータを完全に消去してくれる専門の業者があります。1台あたり平均2,000円~5,000円程度で対応してくれます。
専門業者に依頼する場合は、以下の3つのポイントを参考に信頼できる業者探しをしましょう。
- 証明書を発行してもらえる専門業者を選ぶ
- 立ち合いが可能な専門業者を選ぶ
- 過去の取引実績が多い専門業者を選ぶ
パソコン(HDD)を処分する5つの方法

地方自治体のBOXの回収に出す
燃えないゴミは、大きさによって無料のものと有料のものがあります。30cm未満は無料で引き取ってくれる事が多いです。
一部の自治体では小型家電回収BOXというものがあり、そのBOXの中に投函すれば処理は完了というところもあります。自治体によって違いがあるため、自分の住んでいる地域の自治体のホームページで確認して下さい。
パソコンショップや家電量販店に持っていく
中古パソコン取り扱いがあるパソコンショップなどで、HDDを引き取ってくれる場合があります。また、物によっては買取りしてもらえることもあるようです。
ハードディスクは消耗品で一見すると「正常かな?」と思っていても壊れていることもあるので、買取りについてはだめもとで聞いてみるのがいいでしょう。
廃棄物処理業者に依頼する
廃棄物処理業者でもハードディスクを処分してもらえます。特に法人でHDDを処分する場合は、自治体のごみ回収を利用できないので、廃棄物処理業者を依頼するほかありません。
専門業者に依頼する
パソコン処分の専門業者に持ち込み目の前でパソコン(HDD)を破壊してもらい、その後パソコンを処分してもらう。
販売元(メーカー)に依頼する
HDDの販売元で無料回収してくれる場合があります。自分のHDDはどこのメーカーの物なのかを調べてネットで検索するとメーカごとに回収方法について記載されています。
無料でパソコンを処分してくれる業者がいる?
パソコンの回収方法も様々で、無料で回収してくれるところもあるようです。通常ならリサイクル料金がかかってしまうものが、なぜ無料で回収してもらえるのか、ちょっと怪しんでしまいますよね?
回収業者が無料でパソコンを回収できる理由は、回収したパソコンをリサイクル、リユースして利益を得られるからです。信頼できる回収業者の場合は希望すればデータの削除した証明書も発行してもらえるので、上手に利用すれば1番ラクな方法といえます。
ただ、「無料で回収します」と宣伝しながらトラックで徘徊している業者には注意が必要です。それは無料と言っていたのに製品をトラックに積んだとたん、様々な理由をつけて「高額を請求された」などのトラブルがあるからなんです。こういった業者は身分を明かさないようにしているので、領収書や証明書の発行はしてもらえません。
トラブルから自分の身を守るためにも、以下の4つの点を頭において業者を探しましょう。
- トラックで回ったり、ポストにチラシを入れてくる業者を利用しないようにする
- 領収書や証明書を発行してもらえるか確認してから申し込むようにする
- 料金形態が不明確な業者は利用しないようにする
- 「一般廃棄物収集運搬許可」の資格を持っているか確認する
パソコンを処分するなら安心できる業者を選ぼう
今回はパソコン(HDD)の処分方法と、パソコンを処分する時の注意点について紹介しました。パソコンを処分するのは、素人にとっては結構難しいことです。自分でできる気がしないし場合や、家族や友人の中にもできそうな人がいない場合は専門業者に依頼しましょう。
自分でHDD内のデータ削除はして処分だけ依頼したい人は、不用品回収業者に依頼すると正しい方法でHDDを処分してくれます。
いやいや「HDDのデータの消去からお願いしたいです!」という人は、パソコンの専門業者に依頼すれば、確実に破壊して処分してくれます。
まとめ
- パソコンの処分は、ハードディスクに保存している全てのデータのバックアップと取り、完全に消去してから!ゴミ箱に入れただけはNGなので、完全に削除する方法を学ぼう
- パソコンは、粗大ごみには出せない
- パソコンの処分方法は全部で5つある。業者に依頼する時は悪徳業者でないことをきちんと確認してから依頼しよう
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